男の癒しの場の一つである『大衆居酒屋』。今の日本の歴史を作ってきた諸先輩方が、日々の疲れを癒し、明日への活力を手にする『大衆居酒屋』で、男の生きざまを感じ取ってみませんか? 都内にある歴史ある大衆居酒屋をご紹介します。
“さくら”が食べられる 明治38年創業「みますや」
カウンター、お座敷席のある店内は、なんともレトロなもの。メニューも昔の旅館の台帳のような昭和の時代を何となく感じてしまうもの。酒の肴も、「さくら(馬肉)さしみ 」「さくらなべ」をはじめ、コハダ酢やどぜう、ふぐのビール上げなどが楽しめるお店。
頑固おやじに会える 昭和24年創業「大林酒場」
スマホで写真を撮ったり、インターネット上でつぶやいたり、メールをするなど携帯をいじっている様子をカウンター内の店主が感じ取ると、すぐさまその客へ近づき「次、やったら帰ってもらうよ」と退場警告が出るとか。他にも、酔っ払いお断り、大人数お断り(3人でも断れることがあるとか…)、うるさい客退場というマナーも愛される憩いの酒場です。
東京三大煮込みの一つが食べれる 明治33年創業「岸田屋」
東京三大煮込みの一つと言われているのがこちら。牛モツの様々な部位が味噌味ベースでほろほろと崩れるぐらいまで柔らかくなるまで煮込まれているに、食感は残っているのが特徴だそうです。グルメ漫画「美味しんぼ」にも紹介されています。コラーゲンたっぷりの煮こごりも人気だそうです。
朝からお酒が飲める 昭和25年創業「まるますや」
朝9時から営業している居酒屋。知る人ぞ知る名作漫画「孤独のグルメ」でも取り上げられたこちらのお店。メニューに、鰻、鯉あらい、鯉生刺、鯉こく、鯉うま煮、なまず唐揚げ、すっぽん鍋などがラインナップされている。そんな店頭では鯉やらうなぎやらの解体デモンストレーションも行っています。
全国のお酒が試せる 昭和13年創業「ふくべ」
全国の日本酒がそろう老舗で、つまみのメニューは、たらこ、くさやなど、日本酒のアテといったものが中心だとか。接客する女将さんに、初めての来店であることを告げれば、お酒のこと、料理のことなどについて優しく教えてくれます。
扉を開ければ、正に昭和にタイムスリップしたような光景が広がる店内。自分の座った席、カウンターにはかつて、どんな人がいたのだろうか…空想しながら飲むのもおつなものではないですか?