最近は恋愛にのめり込む女性が減っています。楽しそうなイベントや趣味などが増えたことも一因なのだとか。そして恋愛より仕事に夢中になる女性も出てきています。なぜ恋愛は軽んじられるようになってしまったのでしょうか。
ファッション誌も仕事特集
『JJ』2020年3月号は、1冊まるまる就職活動特集となっています。いよいよスタートする就活シーズンに照準を合わせ、読者増を狙っているのでしょうけれど、ファッション誌でも仕事をクローズアップさせているのは、当の女性が恋愛より仕事に反応するからなのではないでしょうか。
記事の中では採用のプロフェッショナリストである佐藤裕さんの言葉が印象的です。なんと働く意欲がある日本人はたったの6%だというのです。これは139カ国中132位と、限りなく最下位に近いとても低い数値です(アメリカ:ギャラップ社調べ・2017年)。
働く意欲がアメリカと大差
多くの人が憧れる日本であるはずですが、当の日本人は働くことをこんなにも望んでいないのは、なぜなのでしょう。なんとこの調査では、働きたくないと答えた日本人が70%もいたのです。仕事をしたくないのは、やりがいを感じられないからなのかもしれませんが、それにしてもあまりにも残念な数字です。
けれどこの数字は、少なくとも女性たちの中では変化の兆しがあるようです。職業に対する意識が高い女性が増えているのです。占い師のところにも「恋愛運はいいから仕事運や転職運を占ってください」と言ってくる女性の数が伸びているのだとか。今までは女性はほぼ1005恋愛運や結婚運を尋ねてきたので、いまだかつてない現象が起きているといいます。
女性誌が変える職業意識
やりがいのある仕事をしたいと望む女性は確実に増えてきています。けれど働きたいと望む人の割合がわずか6パーセントしかない理由は、彼女たちが望んではいない仕事に就いている可能性が高いのです。占い師のところにもしばしば「私の才能を生かせる仕事がしたい」「私にしかできないような特別感のある仕事がしたい」という相談がやってくるそうです。
やる気のある女性たちは、現在は望まぬ単調な仕事に就いているため、「こういう仕事では働きたくない」と感じている可能性があります。その人の才を見抜き、適材適所の配置をすることで、それぞれの人が輝いて働くことができるようになるかもしれません。そして女性たちも、自分にしかできないことを深めるために、資格取得するなど、社会に出てからも学びを止めないことが大切ではないでしょうか。