女性が結婚をためらう理由に「彼の収入が少ない」というものがあります。今までは「あの収入で妻子を養えるのかしら」という声が多かったのですが、最近は「私は稼いでるのに彼の収入が少なくて」と悩む声が増えています。
彼が年下
女性より男性のほうが収入が少ないという現象の一つに、彼氏が年下だからというものがあります。実は、厚労省の「婚姻に関する調査」(2015年)では、全婚姻数のうち妻が年上の割合が24.2%にまで上昇しているのです。
実に4組に1組が年上妻なんですね。彼の方が年下なのだから、収入もどうしても少なめになってしまうのかもしれません。でも年齢を重ねれば彼の収入も上がってくるはずです。
彼が正社員ではない
最近は正社員を募集しているところが少なくなり、派遣社員や契約社員という形態で仕事をする人も増えています。そのため、ボーナスが出ないなど、どうしても収入が少なめの場合があります。
彼の収入が低い分を、自分が働いて穴埋めするという気持ちは女性のほうにもあるのですが、出産を考えている場合は、育児休暇を取ることも想定されます。その間の生活費や、子どもにお金がかかることも、心配なのでしょう。
彼が独立した
また、彼が独立したり、起業したなどでお金がないというケースもあります。こちらの場合も、彼の仕事が成功したら結婚したいと考える女性もいますが、いつ軌道にのるのだろうと不安になる人もいます。
独立・起業は男の夢。成功して大富豪になる人もいますがそれはごく一部です。絶対に成功するとはいえないだけに、ハラハラして彼の仕事の成り行きを見守っている女性もいるようです。
お金と結婚の微妙な関係
『GINGER』2017年11月号では、恋愛や結婚についての女性の悩みが特集されています。そこにもやはり「彼の収入の少なさ」に悩む声が。29歳の女性の「人としては好きだけど結婚となると躊躇してしまいます」という言葉はとてもリアルですね。
それについて実業家の経沢香保子さんは「稼ぎのいい男性に育てる」もしくは「自分が稼ぐ」というアドバイスをしていました。どちらかが稼げるようになれば、お金に対する不安は消えるのです。彼に頑張ってもらうのと同時に、女性側もどこまで頑張れるかを考えてみる必要がありそうです。