ホストにどっぷりとハマった女性のことを「ホス狂い」と言います。ホス狂いやホスト達が使う専門用語も存在。歌舞伎町の街を歩くと、そんな専門用語がたくさん飛び交っています。一見何を言っているかわからないけれど、これを読んだ後は通訳可能に!ホストやホス狂い達が使う夜の言葉をまとめてみました。
・担当、口座
ホストクラブで指名しているホストの通称。関東では担当。関西では口座と呼びます。原則、担当はその店で一人。永久指名制度になります。店から担当がいなくなれば変更も可能ですが、それ以外同じ店で担当を変えることができません。
・エアグル
「職業、イケメン。」でおなじみ、歌舞伎町ホストクラブの大手グループ「AIR GROUP」。略してエアグルと言います。ホストクラブもたくさんありますが、大手中の大手。本当にイケメン揃いなので、ホス狂いの多くはここでお世話になったことがあるでしょう。
・幹、枝
ホストクラブに既に担当がいて、友達をつれてくる客のことを幹。連れてこられた友達のことを枝と言います。ひとりよりも友達同士での来店が多いホストクラブ。気に入ればまた2人で来てくれるので枝を連れてくる幹は店を支える大事な柱。
・一部、二部
18~25時くらいまでの営業を一部。明け方から9時くらいまでの営業をニ部としており、大抵の店は二部制。キャストも入れ替わるので、同じ店でも違う雰囲気が味わえます。ちなみにランキングは一部二部合算。
・エース
ホストのエースとなる極太客。売れているホストにはエースがついており、イベントごとや締め日に大活躍。一月で担当に数百万落とすのは普通。エースの多くは、パパ活、風俗と月に多くの額を稼ぎ、昼食では大抵ついてはいけない世界です。
・ラスソン
ラストソングの省略形。お店では毎日、その日の売り上げ一位の人が歌を披露します。自分の担当に歌を披露してもらいのであれば、客が頑張ってお金を貢がなければなりません。
・バーイベ
バースデーイベントの省略形。ホストのエースが大活躍。エースがいるホストなどはシャンパンタワーなどで祝われる。シャンパンタワーの相場として数百万円は当たり前。かなりの負担をエースは背負うことになります。
バーイベのお礼もかねて、エースと旅行に行ったりと、ホストなりのお礼をするの業界の暗黙のルールとされますが、もちろん一切ないホストも。
・色恋、友営
営業方法の種類。色恋は客にその気があると見せかけて営業するスタイル。友営は、友達のようにワイワイ飲むスタイル。もちろん、多くのホストは色恋が主流、しかし客とのトラブルが絶えないのがこの営業方法。
・本営
色恋の上となる営業スタイル。客と付き合っていると仮定した営業スタイル。客には付き合っていると思わせ、実際のところは付き合っていない。高額を使わせやすいが、付き合っている提なので体の関係も必要になってきます。
・本彼(ホンカノ)
ホストの本命。実際に付き合っていて同棲していることが多く、本彼兼、エースなことも多い。ホストの他の指名客からは恨まれることの多い本彼。かなりの精神力がなければやってはいけません。
・ジョーカー
いつもお金を使うことはないけれど、気まぐれで多額の金額を使う客の通称。相手の財布事情が読めず、まったく予期せぬ行動をするためそう呼ばれます。
・鬼枕
セックスをして客を取ることを枕営業というように、その数が尋常じゃないことを鬼枕と言います。あまり鬼枕しすぎるとホスト同士はもちろん、客にもバレ、ホストとしての価値は下がります。
どうでしたか? 夜の世界とは一切関係のない読者の皆さんには、初耳な単語も多いと思います。用語の意味を確認するだけで面白い世界ですよね。
もし自分の彼女が以上の言葉を使っていたら、あなたの彼女はホス狂いかもしれません。