みなさまご存知の通り、働く女性は大変でございます。家事との両立、さらに子育てまで両立させないといけないのでございます。仕事と家事・育児の板挟みで悩むのは、たいてい女性でございます。
そんな「キャリ女」「働き女子」の方に、短時間で癒される絵本をご紹介させて頂きます。夜寝る前、10分あれば読めます。10分で癒されます。1時間のドラマ、1冊の小説を読むことを考えたら、超効率のよい癒しメソッドでございます。
まずは、こちら。
「おなみだぽいぽい」(作:ごとう みづき)
授業で先生の言うことがわからなかった主人公のネズミは、誰もいない場所でひとり泣いてしまうのでございます。大好物のパンの耳も、その日はのどにつまってうまく食べることができません。パンの耳は涙でびしょびしょ。そんなパンの耳をネズミは、天井に空いている穴に向かって投げるのでございます。すると、…という物語でございます。続きは是非、ご自身でご確認くださいませ。
こちらの絵本、いわゆる「泣ける絵本」、悲しいストーリーの絵本ではございません。泣きたい気持ちの時に、そっと寄り添ってくれる絵本でございます。泣きたい気持ちになった時、是非、開いて頂きたいのでございます。
きっと、たくさんの涙が流れて、そのあと、すっきりしているはずでございます。自分の中で何かが溢れ出しそうな時、是非、お使い頂きたいのでございます。恋人や旦那様を常に傍に置くことはできませんが、この絵本は傍に置いておくことが可能でございます。
そして、もう一冊。こちらは、特に小さなお子さんをお持ちの方にオススメでございます。ハンパない癒され度でございます。笑えて癒される絵本でございます。
「天女かあさん」(作:ペク・ヒナ 訳:長谷川 義史)
こちらは、韓国の人気ナンバーワン絵本作家、ペク・ヒナ様の絵本でございます。「いたずら人形作家」を自称するペク・ヒナさんは、自作の粘土人形、自作のオブジェを写真に撮影して絵本を作る作家様でございます。その人形“天女様”のお姿が超ユニークで大人気を博した「天女銭湯」の第二弾でござます。大人から、特に女性から人気の高い絵本でございます。
今回のお話は、大雨のある日。仕事中の母親のもとに、息子が熱をだして、学校を早引きしたという知らせが入るところから始まります。すぐにも駆けつけたいのに、仕事中で職場を離れることができません。
助けを求め、あちこちに電話をするが、なかなか助けてくれる人が見つからない…。共感される方、多いのではないでしょうか。そんななか、電話が混線して繋がったのが天女様。果たして、この先、どんな展開が待っているのか…。是非、手にとって読んで頂きたいのございます。読めば、明日も頑張れる絵本でございます。
(文:N田N昌)