ラジオを聴くと脳が鍛えられる、というお話、何度か聞いたことがございます。つい先日も、「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」という書籍が出版され、著者の加藤俊徳様がラジオ番組にご出演され、ラジオを聴くことと脳の関係についてお話をされておりました。
加藤俊徳様は、株式会社「脳の学校」代表で医学博士でございます。脳の専門家として、多くのメディアにご出演されております。先生曰く、聴覚は直接記憶にリンクする。だからラジオを聴くと記憶力が鍛えられる。海馬を刺激しやすい、とのことでございます。超ざっくりで申し訳ございません。
また、眼球を動かすことも脳には良いらしく、その方が、情報が入ってきやすいのだそうです。スマホばかりで情報収集していると眼球が動かない。しかし、ラジオだと聴きながら他のことができるので、つまり、眼球を大きく動かせるので脳に良いとのこと。さらに、認知症対策として、ラジオから流れる言葉を繰り返して言ったり、聴いた情報を思い出して、それを書き出すのも効果的だとか。
そして、脳を鍛える方法として、もうひとつ注目されているのが、「絵本」でございます。以前、「世界一受けたい授業」(日テレ系)で、「大人も子どもも能力アップ!絵本選び最新版」という授業がございました。先生は、ハーバード大卒、大阪女学院大学学長の加藤映子様でございました。
加藤様によると、昨今、絵本が子どもの脳の発達に良いとされ、少子化にもかかわらず絵本の売上は増加傾向とのこと。さらに、読み聞かせは、まだお子様がお腹の中にいる時にするのがオススメだとか。クラッシックを聴かせるという話もよく耳にしますが、絵本もお腹にいるうちから読み聞かせていた方が良いとのことでございます。
出産後も、赤ちゃんの頃から読み聞かせを始めた方が豊かな表現力が身につくとのことでございます。ラジオの話もそうですが、「聴く」というのは脳には、とてもいいことのようでございます。そこで、今回はお子様がまだお腹の中にいるママにオススメの、読み聞かせ絵本をご紹介させて頂きます。
「おへそのあな」(作:長谷川 義史)
なんと、このお話、主人公は出産前のお腹の中に滞在中の赤ちゃん。その赤ちゃんが、ママのおへその穴から、これから生まれる家庭の中をのぞき見ているお話でございます。もちろん、生まれた後のお子さんにも是非、読んで頂きたい絵本でございます。
自分がどれだけ愛され待ち望まれて生まれてきたのかが伝わる絵本でございます。育児疲れのママもれを読めば、当時のことを思い出して、もうひと頑張り出来そうな気にさせてくれる絵本でございます。設定も含め、大人が「いい絵本だなぁ」と思える絵本でございます。
(文:N田N昌)