仕事中に小腹が空いたら、自炊するなら、将来の健康のことを考えて、トクホ製品を選んでみるのもよいのでは? トクホの「保健の用途」別に製品をご紹介します。
■トクホとは?
トクホとは、「特保」のことで、正式には「特定保健用食品」のことを指します。
厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、トクホとは「生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品」と書かれています。
消費者庁が有効性・安全性を個別に審査されるほか、関与成分については含有量の分析試験も行われるため、安心といえます。
将来の健康を考えて、上手に間食や自炊の食品を選びましょう。
■間食に選ぶならこれ!トクホの保健の用途別おすすめ食品
近年は、ぞくぞくとトクホが登場しています。最新の食品も含めて、今一度注目の食品を「保健の用途」別にチェックしておき、間食や自炊時の食品選択に役立ててみてください。
1.「おなかの調子を整える食品」
「おなかの調子を整える食品」には、オリゴ糖類や乳酸菌類、食物繊維類、その他の成分など含まれている成分などによってさらに細かく分類されています。例えば、次のような食品があります。
●オリゴ糖類を含む食品
「オリゴのおかげ」(塩水港精糖株式会社)
乳果オリゴ糖を主成分とし、腸内のビフィズス菌を適正に増やして、おなかの調子を良好に保ちます。 ヨーグルトにかけたり、サラダのドレッシングに混ぜたりと用途の幅は広いです。
「アサヒパワーゴールド」(アサヒ飲料株式会社)
イソマルトオリゴ糖を原料とし、ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保ちます。栄養ドリンク好きの人は、こちらを選んでみるとよいのでは?
●乳酸菌類を含む食品
「ビヒダスプレーンヨーグルト」(森永乳業株式会社)
生きたビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536)を含んでいるため、腸内のビフィズス菌が増え、腸内環境を良好にし、おなかの調子を整えるとされています。
「明治ブルガリアヨーグルトLB81」(株式会社明治)
LB81乳酸菌の働きにより、腸内細菌のバランスを整えて、おなかの調子を良好に保つとされています。
どちらもおなじみのヨーグルト。コンビニやスーパーで迷ったら、これらを選んでみるとよさそうです。
2.「むし歯の原因になりにくい食品と歯を丈夫で健康にする食品と歯ぐきの健康を保つ食品」
生涯、不自由なく食事をするためにも虫歯を避け、健康な歯は維持したいものです。そんな場合に役立つ食品をご紹介します。
「リカルデント グレープミントガム、さっぱりミントガム、ホワイトピーチミントガム」(モンデリーズ・ジャパン株式会社)
むし歯の始まりである脱灰を抑制し、再石灰化及びその部位の耐酸性を増強する独自の牛乳由来成分「CPP-ACP」を配合。
歯を丈夫で健康にするのに役立ちます。 2粒を同時に1日4回、1回あたり20分間を目安に噛むといいそうです。
リカルデントのトクホシリーズは、3種類のフレバー。ガムが噛みたくなったら気分に合わせて選んでみるのもよいのでは?
3.「コレステロールが高めの方の食品」
脂っこい食事ばかり摂っているから、ちょっと心配…という人におすすめなのが、この「コレステロールが高めの方の食品」です。
「特濃調製豆乳」(キッコーマン飲料株式会社)
おなじみの調整豆乳の中でも、この商品はトクホです。豆乳を原料とし、血清コレステロールを低下させる働きがある大豆たんぱく質を摂取しやすいように工夫されているので、コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立つとされています。仕事の合間、ランチの最中などにおすすめです。
「キユーピーディフェ」(キユーピー株式会社)
マヨネーズが大好きだけれど、コレステロールが気になるという方は、こちらはいかがでしょうか。キユーピーディフェは、コレステロールの吸収を抑制する働きのある植物性ステロールを配合することにより、血中総コレステロール及びLDLコレステロールを下げるのが特長。コレステロールが気になる方の食生活改善に役立つとされています。
まとめ
トクホ製品はまだまだ他にもたくさんあります。スーパーやコンビニなどで、トクホマークを見かけたら、積極的に選ぶようにするとより健康を守ることができそうです。
【参照元】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会「特定保健用食品表示許可商品一覧」
http://www.jhnfa.org/tokuho-f.html