ペットの高齢化が進む今、ペット保険が一助となります。そこで注目のペット保険を3つ紹介します。
進むペットの高齢化!寿命も延びている
高齢化は、近年、人間に関わらず、犬猫に関しても進んでいます。2018年の犬猫の平均寿命は、犬は14.29歳、猫は15.32歳でした。
2010年調査時における平均寿命は、犬は13.9歳、猫は14.4歳だったことから、この8年間で犬は0.39歳、猫は0.92歳延びています。
もともと犬猫のシニア期は8歳以上といわれる中、14~15歳というのはすごいものです。
こうして長生きするペットが増えていることは好ましいことですが、一方で問題となるのが「医療費」です。高齢になるほど、医療費は上がり、アニコム損害保険株式会社の保険金請求データによると、12歳の犬猫では、0歳に比べ5.2倍もかかるといったデータもあります。12歳の犬猫の平均医療費は、年間116,431円にも上っているのです。
高齢化時代の新ペット保険3選
高額な医療費を軽減するためには、「ペット保険」の活用が欠かせません。しかし、年齢制限の面がネックで、ペット保険は高齢ペットとその飼い主さんに優しくない保険といっても過言ではありませんでした。
しかし、最近ではだいぶ見直され、年齢の間口を広げた新しいペット保険がぞくぞく登場しています。そうした新ペット保険を3つご紹介します。
1.アニコム損害保険株式会社「どうぶつ健保しにあ」
従来のペット保険といえば、「8歳までは加入可能」などの年齢制限があるものばかり。いまや、8歳を超えている犬猫は当たり前の中、そうした時期にペット保険に加入できないのは問題でした。
そんな中、アニコム損害保険株式会社は、2019年9月17日より、8歳以上であれば何歳でも加入できるペット保険「どうぶつ健保しにあ」の販売を開始。
これまでペット保険に新規加入できなかった高齢の犬猫が加入でき、万が一の入院・手術の費用に特化することで、お手頃な保険料に抑えているのが特徴です。加入後は原則として終身継続可能です。
そして原則、健康体であることが加入の条件ではありますが、8歳以上でも加入しておきたい!という場合には助けになりそうです。
2.アイペット保険「うちの子」
アイペット保険の「うちの子」は、12歳11ヶ月まで加入可能で、終身継続可能なペット保険。
健康状態などの告知内容によって契約できない場合や、特定の病気や体の部位については補償しないといった条件のもとでの契約となる場合があります。
通院から入院・手術まで幅広くカバーされており、補償を充実させたい場合には70%プラン、毎月の保険料を抑えたい方には50%プランを選べるのが特徴です。
通常、8歳11ヶ月までという保険が多い中、12歳11ヶ月までというのは、高齢化の今ドキに合った保険といえそうです。
3.ペッツベスト「セレクトBEST」
こちらは、獣医師が作ったというペット医療保険。ペットの年齢は12歳11ヶ月まで加入できる上に、終身補償されることから、こちらも高齢ペットには嬉しい保険です。
一番の特徴は、ペット保険としては初といわれる「自由設計型医療保険」であること。補償内容は最大28通りから選べるというのは驚きです。
ぜひ、我がペットにぴったりのものを、チョイスしたいですね。
ペットもここまで高齢化が進んでいるとは、知らなかったという方も多いのではないでしょうか。高齢ペットが家族にいて、長く健康でいてほしいと願う方は、ぜひ高齢ペットに優しい保険を検討してみてはいかがでしょうか。