恋愛依存というと「自分には関係ない」と思う人もいますが、だれでも陥る可能性がある身近なものです。
抜け出しにくい恋愛依存も、対処法や予防法を知っていれば深みにはまるリスクを軽減し、治すことができます。
季節の変わり目は気持ちも不安定になりやすく、特に肌寒くなってくると「さみしさ」を感じやすくなります。そういった時期に恋愛依存で苦しまないよう、自分の依存心を断ち切りましょう。
恋愛依存チェックリスト
以下の項目に当てはまるものがあれば、あなたも潜在的な恋愛依存傾向があります。
・相手に必要とされたい
・相手にとって救いとなる存在になりたい
・相手が心配で放っておけない
・相手を優先し、自分のことは後回しにする
・現実を直視できず、自分なりの解釈をしてしまう
意外と一般的な項目もあるのではないでしょうか。
恋愛依存から抜け出すには時間と労力がかかりますが、以下でご紹介する3点を胸に刻み行動し続ければ、必ず抜け出すことができます。苦しい恋愛依存から抜け出し、自立した心を手に入れましょう。
安定を捨てる
恋愛依存に陥っている人のほとんどは、自分が相手に依存していることをうっすらと自覚しながらも、「やめたいのにやめられない」と考えています。
実は、これが誤りなのです。性格は自分の意志で変えることができます。恋愛依存も同じです。
変えられるのに「変わるのが怖い」という恐怖心で自分にストッパーをかけているのです。自分が知らない、新しい恋愛に踏み出すのが怖いからです。
人は同じ環境にいると安心するため、新しい環境にうつることを拒む傾向があります。
まずは「自分が今の環境を選択している」という事実を受け入れましょう。
再挑戦しない
自分で納得できていない過去はありますか?それが心の傷になってはいませんか?
「あの時自分がああしていれば」「次こそはこうしてみせる」などと意気込み、過去過ちを正したいと考えている人は多くいます。
自覚していなくても、深層心理でそう考えている人もいます。こういった人は脳内で「ハッピーエンド」を想像していますが、それを追い求めるがゆえにずっと過去に囚われ続けてしまいます。
そして、ハッピーエンドが来るまで痛みや苦しみを感じ続けます。
「自分の力で彼の暴力をやめさせる」「付き合いたてのふたりに戻れるはず」など希望を抱き続けて身も心もすり減らす人がいます。
しかし、恋愛は自分一人の力では変えられません。
恋愛依存から抜け出すためには、うまくいかなかった過去を受け止め、無理に自分の力で過去を塗り替えようとしないことが大切なのです。
自分の幸せを信じる
「幸せすぎて怖い」という言葉を聞いたことはありませんか?一見不思議なようですが、幸福度が自分のなかの基準値を超えてしまうと、その幸福をおさえようとすることがあります。
これは自己否定感が強い人に多く見られる傾向です。「自分がこんなに幸せになれるはずがない」と考えて不安になり、自ら不倫や浮気に走ることもあります。特に女性は尽くすことを美徳とする風潮が残っていて、そういった行動を肯定しやすい環境があります。
自ら不幸に向かって歩いていないか、幸せを恐れていないか自問自答し、自分は幸せになれると信じましょう。あきらめず何度でも考え続けることで、少しずつ意識が変わっていきます。