その物語は、どこにでもありそうな洗面台の上に置かれた、青い歯ブラシから始まります。そこへピンクの歯ブラシがやってきて、2本は結ばれました。やがて、夫婦の間に元気で短い赤ちゃん歯ブラシが生まれ、スクスクと長くなっていきます。
時が経ち、両親の背丈を追い抜いた子どもは、生まれた場所を離れます。両親の毛先は年を重ね、広がっていきます。いつしか戻ってきた息子。それも、パートナーを連れて。待望の孫歯ブラシが誕生したと思ったら、老いた青い歯ブラシはいつの間にか無くなりました。
たった90秒の中に、しかも人や声を入れずに、日常生活のアイコンである歯ブラシだけで家族の絆を表現した感動のブランドムービーでした。
これは約1,200枚の写真を5日間かけて撮影した、コマ撮りのタイムラプス動画。コマ撮りのプロが集結し、洗面台の小物から窓の外の風景、経年劣化などを見事に表現しています。使用した歯ブラシは約250本。さらに、約680パターンのライティングで撮影するという、知恵と技術が凝縮されたショートフィルムなのです。
家族への想いから生まれた口腔ケア「オーラルピース」
この動画を制作したのは、株式会社トライフ(横浜市:手島大輔代表取締役)。同社が販売する口腔ケア製品「オーラルピース」のブランドムービーです。
オーラルピースには、九州大学農学部、鹿児島大学歯学部、国立長寿センターなどの産学官連携で生まれた植物性乳酸菌由来抗菌ペプチドと、植物エキスからつくられた新しい天然由来の口腔ケア製剤「ネオナイシン®」を配合。飲み込んでも安全な特許製剤で、低刺激の口腔ケア健康ジェルやマウスウォッシュなどがあります。
高齢者らに向けた、緑色ラベルのクリーン&モイスチュア、キャンプや登山または災害時などにぴったりのスカイミント、乳幼児や妊婦、授乳中のママが安心して使えるサンシャインオレンジ、ペットのためのfor PETと、ラインナップは全4品。
この製品は、同社の手島社長の父が癌で入院した際、口腔用合成殺菌剤を誤飲して体調を崩したことがきっかけで開発が始まりました。
衰弱し、歯を磨くことさえできなくなった家族を目の当たりにした手島社長。誤飲の恐れがある患者や高齢者でも安心して使える、飲んでも平気な口腔ケア製品が実現したのです。まさに、家族への想いから生まれました。そんな話を聞いてもう一度動画を見ると、また胸が熱くなります。