2020年になって早くもひと月が経過しました。東京オリンピックの開催もすぐそこまで近づいて来ています。
さて、オリンピックの期間中となれば、多くの外国人観光客が東京に来るわけですが、外国の方から見た東京というものはいったいどんな風に映っているのでしょうか。
東京都交通局では、東京の日常と進化を発信し、都営交通に対する理解や愛着を深めてもらうためのプロジェクト「PROJECT TOEI」を展開。この度、その一環として、世界的な写真家が都営交通の姿を撮影した写真展「すべての『今日』のために」が開催されています。
PROJECT TOEI
PROJECT TOEIは都営交通105周年を迎えた平成28年から始まったもので、都営交通のことをよく知ってもらうため発信力を強化する新たなプロジェクトです。
オリンピックイヤーとなる2020年には今回の写真展に加え、スマートフォンとバスを駆使して、地域由来の江戸文字を収集するデジタルスタンプラリー「都営バスで巡る地形テキストラリーGPS」という面白い取り組みを1月に開催しました。
都営交通写真展「すべての『今日』のために」
写真展「すべての『今日』のために」は、都営大江戸線六本木駅構内にて 2020 年 2 月 3 日(月)から2 月 14 日(金)まで開催。世界的写真家集団のマグナム・フォトの写真家 3 名が都営交通の「現場」を撮影した67個の作品が展示されています。
撮影場所は都営交通の車内から路線、整備場、そして、都営沿線の街並みなどを対象に撮影。写真家 たち3 名の感想は様々なものでしたが、共通しているのは東京で働く人々、暮らす人々の真面目さ、そして不可思議さ、わからなさだったそうです。
日本人が普段から利用している都営交通が、世界的な写真家の視点からはどのように見えているのか、自身の目で感じ取ってみてください。
写真家集団マグナム・フォト
Mark Power マーク・パワー氏
マーク・パワー氏は1959 年イギリス生まれの写真家。今回の撮影について「この現場は小宇宙のようでした。そこに一つの世界が出来上がっている感じがしました。」とコメント。
Gueorgui Pinkhassov ゲオルギィ・ピンカソフ氏
ゲオルギィ・ピンカソフ氏は1952 年 モスクワ生まれ。今回の撮影については「ここに暮らす人は競争のためではなくて、みんなが高い基準を設定して挑戦している気がします。どの分野においても。見ていて気持ちがいいですね。」 と語りました。
Harry Gruyaert ハリー・グリエール氏
ハリー・グリエール氏は1941 年 ベルギー生まれの写真家。今回の撮影について「東京に初めて来たとき、カルチャーショックだった。すべてが整っていて、クリーンで。 秩序の中に色のカオスと、不思議なものがたくさん上から吊り下がっている。」とコメントしています。
プレゼントキャンペーン
「PROJECT TOEI」のインスタグラムにて、本写真展の図録プレゼントキャンペーンを実施。アカウントのフォローとキャンペーン該当記事を「いいね!」した方の中から抽選で 200 名の方に図録がプレゼントされます。
詳しくは公式サイトへ https://project-toei.jp/photo-exhibition/
世界的写真家集団の目から見た東京の姿を写真展「すべての『今日』のために」でぜひご覧になってください。