片想いは必見?見放題&聴き放題サービスが恋のネタになる理由

2017/11/15
内藤 みか

 

少し前まで、CDやDVDの貸し借りをすることが恋のきっかけになったものだ。好きな人からCDを借り、その感想を語り合うことで仲を深めた経験がある人もいるだろう。しかし最近はネット配信などの影響でCDの現物を持つ人は激減してしまった。けれど見放題&聞き放題サービスが恋のキッカケを作り出している。

 

聴き放題サービスの楽しみ

 

私は音楽聴き放題サービスも、映画見放題サービスも大好きで、複数を利用している。音楽聴き放題は「SMART USEN」が月額490円と安く、1000ch以上あるし、有線放送の会社が選曲しているのでムードに合った良い曲との出会いがたくさんある。「amazonプライムミュージック」は年額3900円のamazonプライム会員へのサービスメニューで、レベッカや松田聖子などの懐かしい曲やニューエイジ系ミュージックが結構入っている。

 

最近私がハマッたのは「AWA」だ。月額960円と高額だけれど、楽曲数は4000万とかなり多い。乃木坂46など最近のヒット曲も結構入っているし、何より曲名で検索するとカヴァーソングがゾロゾロ出てくるのがたまらない。「そして僕は途方に暮れる」をCharaが歌っているなんて知らなかった!お気に入りの曲でプレイリストを作り、それを他の人にも公開できるのも楽しい。

 

見放題サービスの独自性

 

さらにすごいのは見放題サービスだ。聴き放題ではオリジナル楽曲配信というのはあまりないけれど、見放題はそれぞれにオリジナル番組の配信がある。amazonプライムビデオでもNetflix(月額650円)でもオリジナルドラマの配信がある。amazonではお笑い芸人が地上波でできないネタを配信する番組もあり、Netflixはテレビ東京の連続ドラマを先行配信することもある。

 

舞台を多く配信されているdTVも魅力的だ。今までは舞台はレンタルDVDもほとんどなかったので、DVDを買うか直接観劇するしか方法はなく、高額ゆえにためらうことも多かった。チケットが手に入らず諦めるしかなかった舞台も少なくない。

 

けれどdTVなら「おそ松さん」などの人気の舞台が月額僅か500円で楽しめるのだから、夢のようである。月に1本でも舞台の配信を見れば十分すぎるくらいにモトが取れてしまうのだ。雑誌『flick!』などでも見放題&聴き放題配信サービスの比較記事を出していて参考になる。

 

好きな相手と同じサービスを

 

この配信サービス、実は恋の発展のキッカケにもなる。相手がどの配信サービスを利用しているかを聞き出し、同じものに加入すれば、おすすめ曲やおすすめ番組を教えあうことができて、盛り上がれるのだ。見放題で追加料金がかからないからこそ「あの映画よかったよ」「じゃあ今度見てみるね」という会話も気軽にできる。

 

感動したり笑ったりという体験が共有できたら、次はリアルデートにも誘いやすい。「今、映画館でこんな映画をやってるよ」という話題も、相手の好みがある程度わかっていれば作品をチョイスしやすい。お互いの趣味を共有できるようになったら、個人的なお付き合いのチャンスが増えるはずなのだ。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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