無責任!飼育放棄ダメ!外来種ペットに生態系を壊されない方法

2017/08/09
naokiyama

 

いまやペットは家族の一員という時代。最近では、ライフスタイルの変化や単身生活者が増えていることもあってか、ちょっぴり風変わりなペットを飼う人が増えています。ただ、飼い主の中には、持て余して野外へ放してしまったり、逃げられてしまったりするケースも……。ペットが外来種だった場合、生態系が崩れる原因にもなってしまうので注意が必要です。

 

えっ、じつはこれも外来種!?

 

見ているだけで心が癒されそうなペットといえば、「チョウセンシマリス」や「モモンガ」のような小さな生き物じゃないでしょうか。ゲージで飼えるし、世話もしやすそうですが、じつは彼らは立派な外来種。日本国内の生態系に害を及ぼしたり、農作物へ被害を及ぼしたりするとされる特定外来生物に指定されています。

 

また最近、ツイッターで「見ているだけで癒される!」と話題になったり、専門カフェができたりするほど人気の「ハリネズミ」も、じつはペットとして販売されているヨツユビハリネズミを除くと、特定外来生物や未判定外来生物に指定されていたりするのです。「えっ、もともと日本に生息してるんじゃないの?」と思うような動物が意外と外来種だったりするものなのです。

 

地上だけじゃない!水中にもウヨウヨ

 

外来種の生息地はもちろん、地上に限った話ではありません。じつは水の中にもたくさんの外来種が生息していて、「ブラックバス」や「ブルーギル」などは割と知っている人もおおいでしょう。

 

最近では、テレビ東京で『池の水をぜんぶ抜く』という番組がありますが、これが視聴者から好評で、SNSでも話題となっています。番組タイトル通り、これまでにも各地の池の水を抜くと、「ミシシッピアカミミガメ」や「タナゴ」「ライギョ」「カミツキガメ」などの外来種が次々と発見され、多くの人に衝撃を与えました。

 

マイクロチップを活用して身元証明などの方法も

 

ペットを飼うときは、やはり飼い主の責任が大きくなります。

 

とくに脱走してしまったり、災害などで離ればなれになってしまったり、あるいは迷子や盗難の可能性もあります。人によっては首輪をつけているから大丈夫という声もありますし、マイクロチップによる個体識別で身元証明をするという人もいます。

 

飼い主によって、どんなペットを飼うのか、飼い方や責任もさまざまですが、飼う以上はルールと周囲への配慮をして適切に飼っていきたいところです。

 

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この記事を書いた人

naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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