他人に攻撃的だったり、自分勝手で協調性がなかったり、感情的で気分屋だったり……。社会に出ると、プライベートではお近づきになりたくない“残念な人”とも我慢しながら付き合っていかないといけない。理想は深く関わる前に、ある程度の線引きができるといいのだが、新たな環境で新たに人付き合いをしていく場合、どうやって“残念な人”を見分ければいいのか。
「悪い人じゃないんだけど…」が意味することとは?
まずは先入観を捨てて、周りの人の意見に耳を傾けてみるといいだろう。仕事がデキる人、やさしい人、マジメな人、いろいろな人物評を聞くことができる。
ただ、このとき「悪い人じゃないんだけど……」という評価があったら注意しよう。ちょっと変わった人という受け止める方もできるし、「直接的に批判したくなくて言葉を濁した」という見方もできる。どちらにせよ、少し注意すべき人物という予測ができるはずだ。
突発的な対応にボロは出やすい
遠巻きに見ていて残念なタイプかどうか判断できるならいい。だが、もし判断がつかなければ、突発的な対応を観察するようにしよう。イレギュラーな対応にはその人の素が出やすい。“残念な部分”を隠していても、どこかでボロが出る。
職場にかかってくる営業電話への対応などはボロが出やすいシチュエーションだ。横柄な態度を取ったり、礼儀を欠いた対応をしていたりしないかチェックしておくと、ある程度の予防ができる。
不用意な発言はしない、曖昧にはぐらかせ
いくら関わらないように注意していても、向こうから近づいてくることだってある。どうしても関わらざるを得ないときは、会話の中で不用意な発言をしないように気をつけるといいだろう。「〇〇さんのこと、どう思う?」「これってイヤだよね?」と尋ねられても、「まだわからないんです」「そうなんですか?」などと曖昧にはぐらかすのがベターだ。
ヘタに自分の意見を述べてしまうと、「〇〇さんもそうだと言っていた」とダシに使われてしまう可能性がある。また、できるだけ自分の性格やプライベートな話題は避けておくのが無難だ。話のネタを曲解されて、悪い噂が一人歩きしないように注意したい。