エプソンは2022年3月24日(水)に有楽町駅や日比谷駅近くにあり、アクセス便利なショールーム「EPSON SQUARE MARUNOUCHI(エプソンスクエア丸の内)」をリニューアルオープンした。今回オープンしたショールームでは「環境・DX・共創」をキーワードにエプソンの様々な技術や商品が体験・見ることができる。
内覧会にはセイコーエプソン株式会社 代表取締役社長 小川 恭範氏が登壇。「エプソンは2021年3月に長期ビジョン「Epson 25 Renewed」を定め、「持続可能でこころ豊かな社会を実現する」というありたい姿を定めました。この実現に向け、社会課題を起点として何ができるのかという発想でビジネスを展開しています。この取り組みで重要なのが「環境・DX・共創」であり、特に環境への貢献に重点を置いています。ショールームから私たちの長期ビジョンをお伝えし、商品・サービスの紹介を通じて、お客様やパートナーと共に環境問題などの社会課題解決の拠点として重要な位置づけを担っています。」と語った。
エプソン販売株式会社 代表取締役社長 鈴村 文徳氏も登壇。「以前のショールームはプロダクトを見ていただきたいという想いから総合カタログのように商品が並んでいる見え方だったため、今回は環境に貢献できる技術やソリューションを散りばめ、DX・共創のビジョンを伝えられるような形にリニューアルオープンしました。」とリニューアルオープンについて語った。
2階建のショールームの1階はいくつかのコーナーに分かれていて、このサステナブルファッションコーナーではアパレルの企画・販売・製造・販促をDX化する取り組みを紹介。洋服を作るのためには大量の水を使うなど環境に大きな負担を与えているにも関わらず、多くの服が捨てられているのが現状。左の生地は白い布に黄色の模様をプロジェクターで映し出している。この技術はサンプル品作りなどの無駄を減らす役割にもなる。また、エプソンのデジタル捺染機を使うと生地に直接インクを吹き付けてプリントする技術のため大量の水を使う必要がなく、インクを洗い流す際に出る汚水が流れることも防げる。また、小ロット対応、省資源が叶うのだ。そんな取り組みを知ることができる。
テクノロジーコーナーでは紙などの素材を水を使わず砕くことで繊維レベルに解きほぐすドライファイバーテクノロジーを用いた環境負荷を低減する資源の再利用事例が紹介されている。
再利用された紙は名刺やカレンダーなどにもなる。また厚い紙にして吸収剤にもできるため、プリンターで印刷する時の廃インクを吸収するための吸収剤として活用できる。このような環境問題に対する課題に向けた取り組みも実際に見ることができるのだ。
オフィスコーナー/ホームコーナーでは昨今、進んでいるリモートワーク用のデスク周りに必要な機器が置かれ展示されているスポットもある。ここでは人にも環境にも優しいこれからのオフィスやワークスタイルを提案してくれる。
この他にもエプソンギャラリーや写真愛好家が好む、フォトプリントコーナーなども興味深いコーナーもある。アクセスも便利なので気になる方はぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。