World Sports Creativity Sessions実行委員会は、1月23日と24日の2日間にわたって「WORLD SPORTS CREATIVITY SESSIONS」と題し、NewsPicksとのコラボ番組としてオンラインイベントを配信しました。
同イベントは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、「UNITE」をテーマにあらゆるスポーツと人の創造性(クリエイティビティ)が融合することによって生まれる新しい価値について議論し、発信することを目指したもの。今回は、スポーツと、デザイン・アート・建築・テクノロジー・ビジネスなど幅広い意味でのクリエイティビティの双方を代表するトッププレーヤーたちによる9つのセッションが行われました。
23日のオープニングセッションでは、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストでスポーツ庁長官の室伏広治氏がリモート出演。現役時代にハンマー投げという競技の枠に囚われないトレーニング方法を考案したエピソードや、スポーツにおけるクリエイティビティの大切さについて語りました。さらに、室伏氏は現状のコロナ禍を踏まえ、東京五輪・パラリンピックの開催に向けて各競技団体としっかりガイドラインを作り、選手が安心して参加できる環境を作れるように努めていくと訴えました。
また、同日のセッションでは、学生スポーツの復興プロジェクト「スポーツを止めるな」の代表を務める廣瀬俊朗氏が、コロナ禍の中で学生と意見を出し合いながら様々な取り組みに挑戦している事例を交えながら学生スポーツ復興に懸ける思いを熱弁。また、元陸上選手の為末大氏は、クリエイティビティをもって、スポーツを通じたさまざまな社会貢献を行うことの重要性を説きました。さらに、伝説的アスリートのカール・ルイス氏やカーリー・ロイド氏がVTR出演し、次世代のアスリートを育てるために行っている社会貢献の活動やその哲学について語ってくれました。
24日のクロージングセッションでは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会ゲームズ・デリバリー・オフィサー(GDO)の中村英正氏らが出演。中村GDOは、コロナ禍の状況によってスポーツの楽しみ方が変わってきていると分析し、新しくスケートボードなど新種目が加わった背景や若い世代が楽しめるe-sportsなどの新しいスポーツへの期待感について語りました。そして、安心・安全な大会が実施できるようにベストを尽くしていくとして「それぞれが自分のBestを尽くして、夏、東京でお会いしましょう。」とメッセージを送りました。
なお、同イベントは1月27日以降はNewsPicks内の動画ルーム(https://newspicks.com/movie-series/57/)にて、アーカイブで視聴可能となっています。