Instagramより @ pamelarosaskt
現地時間8月31日に開催されたX Gamesノルウェーにて、西村碧莉が優勝。前回のミネアポリス大会に続き、2連勝を果たした。
西村は3本目のラストランで、レールでのトリックを中心にフロントサイドオーバーKグラインドなどを全てメイク。2位のパメラを抜いての逆転劇を見せた。
ミネアポリス大会で2位だった西矢椛は、ビッグスピンフロントサイドボードスライドなどを決めるも、ミスが響き6位。同じくミネアポリス大会で優勝した堀米雄斗も、決勝でパーフェクトランを披露する事が出来ず、6位で大会を終えた。
Xゲームズは、2020年東京五輪出場の為のポイント対象外の大会の為、ワールドスケートのランキングポイントには反映されないが、世界中の選ばれたトップスケーターのみが参加できる大会で、その注目度は群を抜いている。
どんなに追い込まれても自分の滑りを見せる西村
.@Aori Nishimura 🇯🇵 wins gold in Women’s Skateboard Street at #XGames Norway 2019! pic.twitter.com/TZ1W6dq4s3
— X Games (@XGames) August 31, 2019
西村は3本目のランで…
ハンドレールで「バックサイドKグラインド」
バンクtoレールで「フロントサイドリップスライド」
レッジで「フロントサイド50-50グラインド」
バンクtoレールで「バックサイドリップスライド」
段差を「キックフリップ」で上がり
最後にハンドレールで「フロントサイドオーバーKグラインド」
以上のルーティンを完璧にメイク。Xゲームズのハンドレールを見事制し、56.33点でブラジルのパメラを破り、優勝に輝いた。西村は今年1月の世界選手権の際も、ブラジルのレティシアを接戦の末破り、最後に大逆転劇をみせている。
彼女はどんなに追い込まれても、必ず自分の滑りを見せてくれる。スケートのスキルはもちろんだが、自分の滑りを信じているからこそ出せる集中力の高さも彼女の強さの秘密なのかもしれない。
スケートボード女子ストリート結果
Instagramより @ xgamesnorway
1位 西村 碧莉 -56.33
2位 Pamela Rosa -55.00
3位 Mariah Duran -52.33
4位 Rayssa Leal -44.33
5位 Candy Jacobs -42.33
6位 西矢 椛 -31.00
7位 Tonje Pedersen -25.66
※X Gamesノルウェー スケートボード女子ストリートメダリストのラン
スケートボード男子ストリート結果
1位 Ishod Wair -82.00
2位 Luan Oliveira -80.00
3位 Kelvin Hoefler -79.00
4位 Gustavo Ribeiro -74.00
5位 Matt Berger -63.00
6位 堀米 雄斗 -59.00
※X Gamesノルウェー スケートボード男子ストリートメダリストのラン
筆者・小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。