JA共済連は健康管理・増進に向けた取り組みの一環として、次世代を担う子どもたちに楽しみながら運動に興味を持つきっかけづくりを目的としたイベント『好きがみつかるスポーツテスト』をJA共済地域貢献アンバサダーを務めるタレントのティモンディをゲストに迎え、12月4日(月)に江東区立第四大島小学校にて開催しました。
イベントではティモンディがスポーツの楽しさや喜びについて語ったり、実際に子どもたちとスポーツテストを行う体験会も開かれました。
・『好きがみつかるスポーツテスト』実施の背景
スポーツ庁が行った「令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」によると、令和元年度調査から連続して小・中学校の男女ともに体力が低下。また、運動習慣の減少も見受けられるといいます。
さらにJA共済連では全国の小中学生の男女400名を対象に「小中学生の運動に関する意識調査」を実施。
それによると小中学生の2割が「運動嫌い」であることが判明。その理由として「人と比べられること」、「自分が足を引っ張るのではないかという不安」を挙げる人が多く、それによって運動やスポーツへの苦手意識が高まっていることがわかったそうです。
他方で「仲間と一緒に体を動かすこと」は大多数がポジティブに捉えていることが明らかになり、自分が得意な運動や好きになれそうな競技がわかればやってみたいと回答した子どもは9割近くにのぼることが判明。
こうした調査結果を踏まえ、 運動の好き嫌いの自覚が始まり、今後部活動の選択など、自ら運動する機会を選ぶ場面が多くなる小学校高学年を対象に、運動を好きになる・運動に興味が湧くきっかけを作る新しいスポーツテスト『好きがみつかるスポーツテスト』の考案に至ったそうです。
・子どもたち一人一人が好きになれるスポーツや運動がみつかるテスト
『好きみつかるスポーツテスト』は従来のスポーツテストの指標のような「できた・できない」「誰かと比べての優劣」ではなく、運動を「楽しめたか?」「夢中になれたか?」を測り、参加者が好きなれる可能性の高いスポーツが見つけられるというもの。
具体的には7つの競技に参加することで、どんな動きが得意なのか?の他に、どんな動きを楽しんでいたのか?をAIが計測し、判定。好きになれるかもしれない競技をランキング形式で紹介してくれる仕組み。数字としての結果も、自分の気持ち(楽しさ)もわかる画期的なスポーツテストとなっています。
イベントのゲストに登場したティモンディのお二人は、
「運動の醍醐味はみんなでしゃべりながら体を動かして楽しむこと。」(前田さん)
「今日は楽しみながら参加することを一番大切に、スポーツテストに挑んでもらいたい。失敗を恐れず、みんななら"やればできる!”」
と高岸さんがお馴染みの掛け声とエールを子どもたちに送り、テストがスタートしました。
ティモンディと子どもたちが行っていたのが「どたばたアルティメット」という競技。
10秒間その場でなるべく多くステップをし、10秒経ったら的をめがけてフリスビーを投げるというもの。ステップ力に加えて、「投げる」動きの楽しさを味わう目的があります。
ティモンディのお二人はどちらも素早い動きで好成績をマーク。子どもたちは二人のチャレンジを熱心に見守り、結果の喜びを分かち合い、一体となる場面が印象的でした。
・ティモンディが子どもたちにスポーツの楽しさや喜びを力説
イベントではティモンディのお二人がスポーツについて子どもたちにメッセージを送る場面も。
まず、スポーツの楽しさについては、
「人と比べてしまうと、できる・できないとなってしまい、楽しくなくなってしまう。」(前田さん)
「競争したり、切磋琢磨したりの楽しさもあるが、自分自身の成長だったり、チャレンジすることの楽しさ、自分の世界や視野を広げていく楽しさもあると思うので、基本的には人と比べず、自分の成長に目を向けて、自分を高めていく楽しさを味わってほしい。」(高岸さん)と回答。
また、前田さんはスポーツテストでトップクラスの成績を残したことがあるといい、そのコツを問われると、
「スポーツテストのために体を鍛えていたわけではなく、好きなスポーツをしていたらたまたま良い成績を残せた。好きなことを続けていくと良い結果を残せることもあるので、まずは好きをみつけて、一生懸命やることがコツ。」とアドバイス。
また今回の『好きがみつかるスポーツテスト』について高岸さんは、
「好きがみつかることで夢に繋がる。そこから人生の楽しみやモチベーションもアップする。そういった素晴らしい活動だと思う。」と語られていました。
「好き」「楽しい」「夢中になれる」といった新しい指標で測るスポーツテスト。JA共済では引き続き子どもたちが体を動かすことの楽しさを体験できるイベントやコンテンツの提供を積極的に行っていくということ。その活動に、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。