川口春奈、可愛がっていた犬に噛まれてショック!「なんだよ…」とショボン

2021/10/29
石井隼人

この地に宿るのは、神か悪魔か。オール韓国ロケで送る、想像を絶する驚愕のエクストリームホラー『聖地X』(11月19日全国公開)がついに完成!10月28日にはスペースFS汐留にて完成披露試写会が行われ、主演の岡田将生、共演の川口春奈、緒形直人、そして入江悠監督が登壇した。

数々の惨劇に見舞われる小説家志望の輝夫役の岡田。約2年前の韓国ロケを振り返り「韓国のスタッフの方々が、朝一にお茶飲み場で辛いカップ麺を食べている姿が可愛くて。そこから通訳を介してコミュニケーションが生まれた」と食事を通して絆を深めた様子。輝夫の妹で奇妙なことに巻き込まれる要役の川口も「みんなで朝ご飯を食べて、昼食もみんなで行った。食事のスケジュールが余裕を持って組まれていて、みんなで鍋を食べたり、温かいケータリングなども用意してもらえた」と食事面での手厚いケアに感謝していた。

ただ撮影初頭に投宿していたホテルについて岡田は「目の前が海で土日になると朝までパーティーをしていた。しかもカラオケ大会をずっとやっていて、僕らは眠れない状態で撮影現場に行っていました。ずっと同じ歌を聞いていたので覚えてしまいました」と苦笑い。川口も「騒がしいホテルで、近くに遊園地もあってずっとうるさかった。セリフも覚えられませんでした」と騒音被害に苦しんだようだった。

物語のカギとなる和食居酒屋・島食堂のオーナー江口役の緒形は「韓国人俳優の熱量を肌で感じて刺激を受けました。それにロケバスも観光バスの様に大きくて、そこでゆったりすることができた」と嬉しそう。入江監督も「週休二日でしっかりと休みもとれたので、スタッフ・キャストと食事をとる時間も作れた。岡田君は辛い物を食べられず、緒方さんはそれよりも辛いものが食べられなかった」と余裕があったからこそのエピソードも飛び出した。

岡田と川口は初共演にして兄妹役。岡田は川口ついて「正直で嘘をつけない方。一緒に仕事をしていて気持ちがいい。撮影では姿勢を正さないとダメなくらい妹として僕をちゃんと叱ってくれました。兄として頼っている部分もありました」と好印象。それに川口も「撮影中は私のくだらない話を聞いてくれて、優しいお兄ちゃんでした」と笑顔を浮かべると、岡田は「プライベートな話などを聞いて『大丈夫、大丈夫』と相槌を打っていました」と仲睦まじそうだった。

二人の兄妹ぶりに緒形も「完全に兄と妹。撮影の合間も川口さんが岡田君のことを突っついたり、くすぐったりイタズラをする。しかも岡田君のいなし方が絶妙で優しい。年の離れた兄妹像が生れていました」と絶賛。一方、入江監督は川口について「撮影中は劇中に登場する犬とじゃれ合っていたのに、最後の最後に噛まれて落ち込んでいた」とハプニングを暴露すると、当の川口は「いきなりガブッと噛まれて。『なんだよ…』とショボンとしました」と肩を落としていた。

またホラー映画である本作にちなんで「幽霊はいると思う?怪奇現象経験は?」などと聞かれた岡田は「僕は信じていますね」、川口も「幽霊を見たことはないけれど、信じています」と肯定派。タイトルにちなんで「自分の聖地は?」との質問には「伊勢神宮!」と岡田は答えて「毎年1月には行く。パワーをもらって今年も仕事を頑張ろうという気持ちになる。コロナが落ち着いたらまた行きたい」とパワースポットを思ってコロナ収束祈願。川口は「私はどこでもいい。どこでも楽しめてどこででも眠れる。地元もいいですね。田舎は好きです」とナチュラル志向だった。

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石井隼人
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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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