俳優の城田優が25日、都内でミュージカル映画『イン・ザ・
映画やドラマのみならず歌手やミュージカルなど多方面で活躍する城田は「本作について語っていただくのは城田さん以外に考えられない」というMCからのコメントを受け、「僕ラテンの血が入ってまして、スペイン人なので、実際劇中スペイン語も出てきて意味合いも直訳で本能的に入ってくるし、劇中の音楽やラテンのリズムも小さい頃に聴いてきたジャンルなので、確かにこの映画を語るには僕以外いないと思います」と豪語。
本作については「もう最高の一言に尽きますね!ここ最近観た映画の中ではずば抜けてダントツで好きでした。『イン・ザ・ハイツ』のミュージカル版も観ているんですけど、映像になったときのスケールアップ感が凄いです。物語の細かな部分は勿論、実際のワシントン・ハイツという街で実際に撮影をしている説得力・リアリティと、急に歌い始めるミュージカル要素のファンタジックな部分の融合。とにかくものすごく大好きな映画になりました。3回くらい泣きました」と大絶賛。
さらに「自分もこのコミュニティの一員になったかのような感情移入が出来て、気づいたらキャラクターと一緒に悲しくて切なくてあたたかい気持ちになって涙がでてくる。素晴らしいですね。2時間半があっという間でした!全然あと2時間半観れます」と熱弁した。
本作の原作者であり作詞・作曲・出演・プロデュースも務めるリン=マニュエル・ミランダに憧れていたという城田。「すごい人なんですよ。ご自身も役者でもありますけど、自分の作品を自分で演じる才能もあり、『イン・ザ・ハイツ』がラップでミュージカルをするということの火付け役になっているし、僕も最近演出もやっているので、クリエイターとしての部分をもっと育てていつか自分の作った作品で人に感動を届けたいという気持ちがあります」とリスペクトしていた。
冒頭のテーマ曲「In The Heights」のミュージッククリップが会場で流れると「この冒頭はシンプルに立ち上がって拍手したくなりますよね!ミュージカルでフルカンパニーで集まって歌う時はお客さんに感情が届きやすいけど、映像になると実際のワシントンハイツでアイデンティティを持った方たちが集まって”僕らの街”と歌っている説得力が凄くて。この映像でもわくわくしますけど、これが2時間半続く映画なんですよ。もういっかい見たい!”何度でも立ち上がる”というメッセージがポジティブになれる」と大興奮。
街の人たちが困難を一緒に乗り越えようとする仲間との“絆”にかけて、仲間と一緒に困難を乗り越えた絆を感じるエピソードを聞かれた城田は「いっぱいありますが、ドラマでは『ルーキーズ』がぱっと浮かびました。同世代の方たちとこの作品をどうにか沢山の方に観てもらって僕も私も頑張ろうと思ってもらえるように一緒に頑張っていましたね。登場人物ははぐれ者の子たちの話なので、そういう意味では少し『イン・ザ・ハイツ』とリンクする部分もあるのかなと思います」と明かした。