お騒がせセレブと言えば、ジャスティン・ビーバーやパリス・ヒルトンの名前を思い浮かべる方も多いと思います。現在、公開中の映画『私は、マリア・カラス』は、まさに元祖お騒がせセレブなマリア・カラスのドキュメンタリー映画。
何がお騒がせって?
イマドキのナウなヤングには馴染みのないであろうマリア・カラスさん。まさに音楽史に輝くオペラ歌手なんです。どんだけすごかったって?
当時の各国の首相とかイギリス王室の方々がこぞって観に来るレベル。まさにトップ・オブ・トップ!!
そんなカラスのスキャンダルなエピソードの数々。
・28歳年上の男性と結婚
・大統領やセレブたちが詰め掛けたローマ歌劇を第1幕で退場。普段、歯に衣着せぬ発言を続けていたカラスだけにマスコミから大バッシング!!
・メトロポリタン歌劇場の支配人との大喧嘩!!
・ギリシャの大富豪との大恋愛!!
・そこから、大恋愛がケネディ大統領の未亡人と緊急結婚を新聞で知るというメンタルに堪える大失恋!!
その頃のマスコミからしたら、ワガママセレブの浮きまくった話は滑降のネタだったんですね。
本作は本気度が違う
そんなカラスのドキュメンタリーを作りたいと思い立った男がフランスにおりました。それこそ本作の監督であるトム・ヴォルフ。ヴォルフ監督は3年の月日を掛け、マリア・カラスを徹底リサーチ!
なんとマリア・カラス未発表の激レアな自叙伝を入手。さらにカラスの知人&友人たちに取材。信頼を勝ち取り、今まで世に出ていなかった超プライベートな手紙やフィルムまで入手。その中には、今まで世に出ていなかった秘蔵映像や激レア音源も大量発掘!自宅や友人宅でのリラックスした様子やクルーズ旅行時のプライベート・フィルム!
個人的な写真!テレビ番組に出演した際の未公開シーン!
さらには、ファンが無許可で撮影した公演映像(著作権に緩かったすごい時代)、関係者やファンが所蔵していた音声テープまで!!
まさに、公式から海賊版まで網羅したマリア・カラス集大成的なドキュメンタリーになっているんです!!
本編の50%以上が世界初公開
50%以上が世界初公開となる本作。過去に映画『永遠のマリア・カラス』でカラス役を演じたファニー・アルダンが自叙伝をナレーションとして読んでいく構成で、マリア・カラスの人生を総括。カラス本人の言葉で語られるのが、女性としての人生とオペラ歌手としての野心だったり、愛する人への思い等、もの凄く個人的なエピソードばかりというのが何とも切ないです。
まさに一人の女性の人生が浮き彫りになっていきます。
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