WOWOWでは11月17日に『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』(日曜夜10:00)をスタートさせる。放送直前となる14日には東京のスペースFS汐留にて第1話完成披露試写会が行われ、主演の木村文乃、共演の青木崇高、監督の内片輝が出席した。
木村文乃主演で2015年「石の繭」、2016年「水晶の鼓動」として放送され大ヒットしたクライムサスペンスのシリーズ第3弾。作家・麻見和史による原作シリーズの中でも、最もミステリー要素が強く難解な事件を描く。
木村は本作制作チームについて「シリーズ第1作目『石の繭』が初主演をやらせてもらってすぐの主演作品だったので、皆さんも『木村文乃、大丈夫?』という気持ちだったと思います。それがシリーズを重ねて、今はファンのみなさんが温かい目で見てくれている。その同じ気持ちで現場のスタッフさんも見てくれている」とシミジミし「撮影が終わるにつれて、もっとできることがあるのではないかと思って…。その感覚が不思議で、撮影が終わってからは『殺人分析班』ロスでした」とシミジミ。
また木村は「素晴らしいキャスト、素晴らしいスタッフの方々だったので、集結するのに3年も経ってしまいました」と空白の時間の理由を説明し「3作やらせていただくのは珍しいこと。成長した塔子を組み立てるにあたり、監督とはお互いにやってみてどう出るか、みたいな殴り合いのよう。そういう気持ちでやっていました」と真剣勝負を意識。
青木も「シリーズ第1作から一緒のスタッフさんも多くて、ホーム感のある現場。前回を踏まえてキャスト・スタッフと話し合える環境もあり、みんなで合流するシーンでは芝居を忘れて嬉しさが出てしまいました。みんなを肌で感じるチーム感がありました」と固い絆を振り返っていた。