伊藤健太郎があまりにも…あまりにも…家族思いで可愛らしくて瞳潤む話

2019/10/01
石井隼人

夏の終わりに会いたい従兄系俳優の伊藤健太郎が28日、都内で行われた映画『惡の華』の公開記念舞台挨拶に玉城ティナ、飯豊まりえ、秋田汐梨、原作者の押見修造、そして井口昇監督と参加した。

11月13日から20日までポーランドで開催されるファイブフレイバーズアジアン映画祭で上映されることが決定!主演作の海外上映という快挙!これは健太郎も大喜びかと思いきや「11月13日…え、姉貴の誕生日だと思った」。なによりもまず家族の祝い事が脳みそのトップバッターに来るという心優しい弟ぶり。玉城や飯豊からも、映画祭ではなく姉の誕生日について「おめでとう~!」と祝福を受けていたゾ。

しかし姉貴思いの弟の顔から俳優の顔に一変。キリッと「時代や国、宗教など色々なものが違っても、思春期に抱えることはみんな同じ。この映画を観た海外の方々に共感してもらえる自信はある。反応が楽しみ」と海外での広がりに期待していたゾ。

思春期の暗黒面を体現する春日高男役の伊藤は「中学生役と聞いて、これは大変な作業になると思った」とオファー時を振り返りながら「今までやったことのない役柄だったので、役者としてやっていく上で大きなものになるだろうと感じました」と新境地開拓を自認。出来栄えについては「僕としてはやるべきことをすべて出し切って、それを素敵に切り取って編集してもらえたので、最高でした」と完成に胸を張った。

春日の中に自分と通ずる何かを見つけ執拗につきまとう仲村役の玉城は「原作でも圧倒的な存在感のある役柄なので、私が演じることによってプラスになる要素があればいいと思った。漫画を参考にしつつ、演じる上ではとらわれ過ぎないように心掛けました」と工夫を明かし「仲村に出会えてよかった」とシミジミ。押見氏から「僕の中ではもはや“仲村佐和”ではなく“玉城佐和”になっている」と伝えられると、玉城は「嬉しくて震える」と恐縮していた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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