2016年10月19日、東京ドームシティホールにて「MR.女子プロレス 神取忍30周年記念イベント ~挑戦・殻を破れ~」が開催された。
平日にもかかわらず、開演2時間前から当日券を求める列ができるほどの人気だ。会場に足を運ぶと、つんく♂さんや横浜銀蝿など、多く著名人から届いた祝福の花が入口にズラリと並び、お祝いムードが漂う。
それもそのはず、プロレスという過酷なジャンルにおいて、30年間現役であり続けるだけでも称賛に値するのに、神取忍は30年間トップランナーとして走り続けている。しかも、神取忍は今回の大会に「挑戦」「殻を破れ」という2つのテーマを上げた。
まだまだ挑み続けるきだ。
そして、まだ破るべき殻があると本気で思っている!
神取忍にとって30年というのは、ゴールでも折り返し地点でもなく、進化の途中でしかないのだろう。
その証拠に、全5試合組まれた今大会、神取忍は第一試合とメインに登場した。50歳を過ぎて一日2試合はかなりハードだ。もちろん、どちらの試合もお祭り歓迎ムードはない、当然神取忍がそんな試合を望んでいるわけがなく、対戦相手も神取に花を持たせようなど微塵も感じさせないファイトだ。
なぜなら、神取忍にとって一番の祝福は本気のファイトでしかないから。
メインのカードは神取忍&井上貴子 V.S ダイナマイト・関西&堀田祐美子!全員アラフィフということを一切感じさせないアグレッシブなファイトに、会場のボルテージは最高潮に!最後は最年長(51歳)の神取忍が得意のスリーパーで堀田祐美子を失神させてレフリーストップで勝利した!
相手を失神させたデビュー記念興行というのは正直記憶にない。大会こそ記念興行であったが、だからと言って他の試合と変わらぬファイトを見せる神取忍。
新たに殻を破り、新境地へとスタートをきった彼女からますます目が離せなくなった!
神取の化身
神取忍と親交のある相川七瀬の祝福ライブ
ピコ太郎に扮する神取忍
祝福に駆け付けた中村あゆみ
試合後に記念撮影