SMAP解散!再結成したグループから分析する「復活」の可能性は?

2016/08/29
naokiyama

リオオリンピックや夏の甲子園で盛り上がっていた矢先に、まさかのSMAP解散報道。この突然の知らせに落胆したファンはとても多いことでしょう。

メンバー同士の確執など、解散の原因についてはいろいろな憶測が飛び交っていますが、もはや願うことといえばグループの再結成だけです。

ツイッターでも東京五輪復活説、脱退した森且行さんを招いての6人再結成説などを望む声が盛んです。そこで今回はファンから惜しまれて解散したけれども、待望の復活を果たした人気グループからSMAP再結成の可能性を探っていきたいと思います。

 

音楽をやりたい気持ちが再結成につながった【THE YELLOW MONKEY】 

まず今年15年ぶりに再結成したのが、イエモンの愛称で親しまれている「THE YELLOW MONKY」。1990年代のCD全盛期時代に活躍したグループで、01年人気絶頂の中、突然活動を休止、解散。

 

14年オリコンの「復活してほしいバンドランキング」では3位に入るなど、たくさんの人が復活を待ち望んだバンドでした。解散の理由は、メンバー間の不仲説、ボーカル・吉井和哉さんの病気説、音楽性を否定された説など諸説ありますが、それでもグループが15年ぶりに再結成したのは、メンバーそれぞれの心の中に音楽をやりたいという気持ちがあったからかもしれません。

 

ですから、もし、SMAPが再結成する可能性がある場合、ファンをはじめ、多くの人がSMAPの音楽を求めることが必要なのかもしれません。

TOSHIとYOSHIKIの再会をきっかけに10年ぶりの復活【X-JAPAN】

97年に解散し、07年に再結成したビジュアル系ロックバンド「X-JAPAN」も復活までには10年という年月がかかりました。ビジュアル系バンドの先駆けで、髪の毛を逆立てた派手な格好が印象的。元総理大臣の小泉純一郎氏がファンで、自民党のテレビCMに『Forever Love』を流したことでも有名です。

 

そんな「X-JAPAN」はボーカル・Toshiの脱退によって、解散しました。その裏には結成メンバーであるYOSHIKIとの音楽性・方向性の違い、Toshiの洗脳騒動などさまざまな理由があったようですが、10年ぶりに再結成したのもじつは、ToshiYOSHIKIに連絡を取ったことがきっかけだといいます。

 

先日、都内で行われた『楽天モバイル新CM』のイベントに出席し、その際に解散するSMAPについて質問されたYOSHIKIは、Xは再結成時にメンバーの1人が亡くなっているなど、昔のファンに受け入れてもらえるかどうか不安だった。でも、一度離れたことによって、メンバーのありがたみが分かった。(SMAPも)何年後かに再結成して頂ければファンも喜ぶと思う。まだ皆さん、生きているのですから。とコメントしたといいます。

今回のSMAP解散騒動では、各メディアがこぞって木村拓哉さんと他4人との対立構造を描きますが、こうした人間関係の対立はどこでもあることで、殊更問題にすることではないのかもしれません。ややもすれば、ToshiとYOSHIKIのように、時間が経って、心境が落ち着いたときにメンバー同士で話し合って、再復活ということもありえるのではないでしょうか。

 

スタッフなど周囲の協力によって再始動できた【LUNA SEA】

92年にメジャーデビューした5人組のビジュアル系バンド「LUNE SEA」も、SMAP再結成の可能性を示してくれる存在です。というのも、この「LUNA SEA」、これまでの間に2回も活動を休止しているのです。

 

1回目は97年、2回目は2000年。この2回の休止だけ知れば、「えっ、でも解散していないんだから、別にいいじゃん……」という人もいるかもしれません。しかし、じつは「LUNA SEA」の休止理由はメンバー間の関係悪化が理由で、相当深刻な状況だったといいます。

 

実際、メンバーたちが当時の様子を某音楽番組で説明する機会があり、メンバーの真矢はその頃の関係性について、「楽屋は別々だったし、打ち上げとかもみんなバラバラ」と明かしています。地方のイベントは車に一緒に乗りたくないので、人数分の車を用意してもらったとか。解散こそしていませんが、正直、いつ解散してもおかしくない状況だったといえるのです。

 

しかし、こうした状況を変えようとスタッフが協力したこともあって、メンバー同士で話し合いする機会が得られ、再始動が決まったといいます。

こうした話を聞いていると、SMAPの5人がたとえ険悪な雰囲気だとしても、いずれ時間が経てば、周囲に助けられ、再びSMAPとして活動できる日がくるのではないか、と願ってしまいます。

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naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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