エムエム総研は7月26日より、インサイドセールス職やカスタマーサクセス職などのデジタルセールス職に特化した人材を育成する自社の人材育成プログラム「エムエム デジタルセールス・アカデミー」を、新型コロナウイルス感染拡大の影響で失業した人などに向け、オンライン上で無償提供する。
WEBサイト:https://mm-digitalsales.academy/
2017年6月に設立された「エムエム デジタルセールス・アカデミー」は、インサイドセールス職やカスタマーサクセス職などのデジタルセールス職に特化した人材養成機関。カリキュラムを通じて参加者を育成し、人材を必要とする企業に派遣している。派遣先企業への転籍も可能なモデルとなっており、未経験から最終的に成長ベンチャー企業や大手企業への転籍を目指すことも可能となっている。
派遣先の企業例としては、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、SATORI株式会社、富士通株式会社などが挙げられている。
今回の取り組みでは、同社が自社社員向けに提供していたインサイドセールス職やカスタマーサクセス職向けのアカデミーのトレーニングプログラムを、全編オンライン上にて無料受講することが可能となる。
主な対象者は「訪問・対面型の法人営業職」「車、不動産、金融などの高額個人営業職」「旅行、ブライダル等の来店型個人営業職」「小売り(アパレル等)、家電量販店、携帯ショップ等の個人販売職」「飲食、レジャー、宿泊・航空等の個人接客職」などで、受講コースは法人営業経験者コースと法人営業未経験コースに分かれている。
さらに、一定の条件を満たした参加者には、返済不要の学習支援金が最大10万円支給される。また、希望者には最大15名のエムエム総研の正社員への登用や、同社の有する150を超えるデジタルセールス職求人への紹介など、就職支援までサポートする。
今回の取り組みやその趣旨に共感・賛同する企業または団体は7月13日時点で30社を超え、7月以内には50社まで増える見込みとのこと。賛同企業となった場合、同社から人材紹介や面接の機会が提供される。
同社の代表取締役CEO・萩原張広さんは「私たちのアカデミーは、コロナ禍で成長や活躍機会を失っている方々に、革新的なデジタル知識やスキルを身につけてもらい、デジタル人材を求めている企業への転身を実現する場です。コロナ影響職者の方々には就業機会の創出を、企業には営業変革のお手伝いをしていきたいと考え、今回の取り組みを開始することを決断いたしました」と、取り組みについてコメントしている。