看板、ポスター、チラシ、メニュー、日常会話……。 じつは日常のあちこちに「英語」はあふれていて、学校でまだ習っていなくても、なんとなく意味を知っているということも少なくありません。とはいえ、中には間違った意味のまま使ってしまっている「和製英語」もあるのが現状です。
間違った英語をそのまま覚えていると、ネイティブとのコミュニケーションで通じなくて困ってしまうこともあるので、これから留学や海外赴任を予定している人は、ここできちんと誤解を解いておきましょう。
【サービス】
「先着100人に●●●をサービス!」というチラシを見かけることがありますが、そもそもサービスに「無料であげる」という意味はありません。この場合は「Free」が正解です。
【ミルク】
喫茶店でコーヒーを飲むときに、ミルクを使う人は多いと思いますが、海外で「ミルク、プリーズ」というと、そのまま牛乳が出てきます。海外に行ったときは「cream」を注文しましょう。
【コンセント】
短期留学やホームステイしたときに、通じなくて困った人も多いのでは?英語で「コンセント」を指すときは、「outlet」や「socket」が正しい表現です。
【テイク アウト】
「持ち帰り」の意でよく使われているこの言葉。じつはこれも和製英語。正しくは「To go」や「Take away」です。「take out」も間違いではありませんが、一般的な使い方として、よりベストな言い方があることを覚えておきましょう。
【アメリカンドッグ】
ちょっと小腹が減ったからアメリカンドッグを買おう。そんなときには「corn dog」が正解です。「アメリカンドッグ、please」といっても、店員さんが困惑するだけなので注意しましょう。
【ミス】
仕事でうっかり失敗をしてしまったときは、「ミスをした」では意味が通じません。正しく伝えたければ「Mistake」が正解です。日本でいうミスはミステイクの略語だと覚えておきましょう。
【エアコン】
空調が効き過ぎて、温度を上げてほしいとき、「エアコン」といってもまったく通じません。エアコンは「air conditioner」の略語ということを知っていましたか?
【ベビーカー】
乳幼児のいる家庭では必需品のベビーカー。最近では、三輪や四輪といろんなタイプのものがありますが、海外では「stroller」「pushchair」というのが正しい言い方です。
【ビニール袋】
1枚につき2~5円と有料のビニール袋。スーパーで買い物をして多めに必要になたときは「plastic bag,please」と言いましょう。
【ペットボトル】
今や飲料水といったら、ペットボトルが主流です。これは英語で「Plastic bottle」がベストな表現。先のビニール袋に続き、原材料の「plastic」を思い出しましょう。
【メリット/デメリット】
「会員の方にはこんなメリットが……」という場合のメリットの意は、英語で「advantage」が正解です。ちなみに逆の場合は「disadvantage」。セットで覚えましょう。
【アンケート】
テレビなどで街頭アンケートを行う番組がありますが、海外ではアンケートではまるで通じません。「アンケート=Questionnaire」が正解。
【パーカー】
寒いときに心強いパーカー。これって英語でしょと思っている人が多いですが、これもれっきとした和製英語。正しくは「hoodie」。パーカーといってもまったく意味は通じません。
【ハイタッチ】
海外ドラマで喜んだときにはハイタッチをしているから当然、英語と思い込んでいる人が多いですが、これは誤り。ハイタッチをしたいときは「high five」と呼びかけましょう。
【マイペース】
日本語で「マイペースな人」などと言いますが、これは英語ではありません。もし、英語で表現するときは「own pace」がベターな言い方です。
【クレーム】
「お客様は神様だ」と勘違いする悪質なクレーマーがいるといいますが、こうした迷惑な行為を指す「クレーム」という表現、英語では「complain」が正解です。
巷にあふれている英語も、ときに間違ったニュアンスで使われていることが多々あります。もちろんすべてが誤っているわけではありませんが、現地で使うときには、ホントにこの意味で合っているか、確認して使うといいでしょう。