アメリカの住宅にイノベーションを起こすことを目的にシリコンバレーで創業した、スマートでデザイン性の高い建売住宅を手掛ける住宅関連スタートアップ企業「HOMMA, Inc.」(Founder＆CEO：本間毅、以下HOMMA)は、2020年1月に3名の新メンバーを採用したと発表。住宅とソフトウェアが融合したプロダクトの開発とデリバリーを更に推進するため、これからも日米において採用を実施し、更なるチームの強化を目指す。
加入した新メンバーは、Director of Real Estate Development（不動産開発担当ディレクター）のRobert L. Pile（ロバート・L・パイル）、Creative Director（クリエイティブ・ディレクター）のEde Schweizer（エディ・シュヴァイツァー）、Software Architect（ソフトウェア・アーキテクト） の井上恭輔の3名。それぞれのプロフィール等は以下のようになっています。
左からRobert L. Pile、Ede Schweizer、井上恭輔
◆Robert L. Pile - Director of Real Estate Development
アメリカ・ポートランドの有力デベロッパーであるTMT Developmentにて、オフィス、リテール、および複合住宅における数億円規模のテナント稼働率向上のプロジェクトや、32階建て複合高層ビルの開発を含むすべての不動産開発・建設の統括責任者などを歴任。HOMMAではポートランドにおける全ての不動産開発・建設プロジェクトを主導します。
◆Ede Schweizer - Creative Director
Apple Inc.にて初代iPhoneのローンチ、Google Inc.にて初代Androidのデザイン、Samsungにて次世代AIエージェントであるBixbyの開発などに携わった、豊富な経歴を持つデザイナーです。HOMMAではクリエイティブ・ディレクターとして、UXデザインと会社全体及びプロダクトのブランディング構築を主導します。
◆井上恭輔 - Software Architect
株式会社ミクシィやクックパッド株式会社(米国法人)において、エンジニアとして数多くの新規事業プロジェクトに参加し、開発責任者を担当。株式会社デプロイゲート共同創業者。HOMMAにはソフトウェア・アーキテクトとして参加し、ハードからソフト、スマート化された住宅の施工方法の提案を含め、同社の技術開発分野を幅広く主導します。また、カリフォルニアのワイナリー「Sunset Cellars」の共同オーナーとしてワイン造りにも携わっています。
「HOMMA ONE」完成イメージ
現在、HOMMAは未来の生活を形にした住宅のプロトタイプ「HOMMA ONE」をアメリカ合衆国カリフォルニア州ベニシア市に建設中。2020年4月に完成予定となっています。同時に、10～20戸の建売住宅からなるプロトタイプコミュニティ開発プロジェクト「HOMMA X(テン)」 の計画も進行中です。
アメリカの新築戸建住宅販売の約9割を占める建売住宅は画一化され、品質、デザイン、テクノロジー、サービスの面でイノベーションから取り残されているといわれています。HOMMAは自社のデザイン性と技術力、日本の住宅関連産業の誇る素材や製品とコラボレーションすることで、米市場での今までになかった住生活の実現を目指しています。
※「HOMMAプロジェクト MASTER PLAN ～ ZERO to 100 ～」
・HOMMA ZERO（2016年～2018年）
実験住宅・ラボの建設
・HOMMA ONE（2018年～2020年）
プロトタイプ住宅として1戸建設
・HOMMA X（テン）（2020年～2021年）
10～20戸のプロトタイプコミュニティを建設
・HOMMA 100（2020年～2022年）
プレミアムコンパクト住宅によるコミュニティを建設
※既存投資家一覧
累積調達総額 約17.8億円 ※2020年1月末（含む未公表分）
※Founder & CEOプロフィール
本間毅（ほんま・たけし）
1974年生まれ。中央大学在学中に起業。1997年にWebインテグレーションを行うイエルネット設立。
ピーアイエム株式会社（後にヤフージャパンに売却）の設立にも関わる。
2003年ソニー株式会社入社。ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、
2008年5月よりアメリカ西海岸に赴任。電子書籍事業の事業戦略に従事。
2012年2月楽天株式会社執行役員就任。退任後、シリコンバレーにてHOMMA, Inc.創業。
