星座? タロット? 六星占術?しいたけ占い? 2018年の運勢はどれが当たるのか?

2018/01/02
naokiyama

日本ほど占いが好きな国はないんじゃないか。ポピュラーな星座占いにはじまり、血液型占い、姓名判断、手相、人相、占星術、四柱推命、風水、タロット…。年明け最初のおみくじも立派な占いだ。最近ではコンデナスト・ジャパンが発信する『VOGUE GIRL』で話題の占い師・しいたけさんによる「しいたけ占い」がめちゃくちゃ当たると芸能人や若い女性の間で話題になっている。

とはいえ、これだけたくさんの種類があるとが、それぞれの特徴がよくわからない。いったい2018年の運勢はどれを参考にすればいいのだろうか。

 

「命・卜・相」占いは大別すると3つある

まず知っておきたいのが占いのタイプ。主に「命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう)」の3種類に分けることができる。それぞれの特徴を知って、違いを理解しておこう。

【命占(めいせん)/占術者が相手の生年月日、出生時刻、出生地などの生まれ持った情報からその人の運命や性格、性質、思考などを当てる占い】

・星座占い……太陽、月、惑星などの天体の位置や配列、と生年月日や出生時刻、出生地などのデータを組み合わせた占い。

・四柱推命(しちゅうすいめい)……年月日時を4つの柱(『年柱(ねんちゅう)』『月柱(げっちゅう)』『日柱(にっちゅう)』『時柱(じちゅう)』)に見立て、陰陽五行、干支、通変星(10干12支)を合わせ、事象を推測する占い。

・九星気学(きゅうせいきがく)……青年月日の九星と干支、五行を組み合わせた占い。

・(ピタゴラスorカバラ)数秘術……生年月日や名前を分解して数字にあてはめ、それを計算式から導き出した数字でその人の性格や才能、運命を占う占い。

・動物占い…...生年月日から性格を棟物に例えて、その人の性格や相性を考える占い。

 

【卜占(ぼくせん)/占術者がそのときの事象を占うことで、人の気持ちや未来などを予測する占い】

・タロットカード……絵柄が書かれた78枚のカードの出た関係で吉凶を予測する占い。

・ルーン占い……古代「ルーン文字」が刻まれた石やカードを使って、それぞれの文字が表す意味から運命を導く占い。

・オラクルカード……現在の課題や未来、人間関係などをプラスの方向に変えていくためのメッセージを受け取るための占い。

・おみくじ…...大吉、吉、凶などその人の1年間の運勢をみる占い。

 

【相占(そうせん)/占術者が目に見える情報から相手の吉凶をみる占い】

・手相占い……手のひらのシワ、肉付き、指の長さなどから性格や未来を予測する占い。

・姓名判断……姓名の画数などによって人の性格や運勢などを判断する占い。

・家相占い……家の方角や部屋の間取り、玄関や窓の位置などによって土地や建物の吉凶を判断する占い。

・風水……気の流れを物の位置などで判断する占い。

 

過去に流行ってきた占いはどんなタイプ?

では、この3つの占いの中で、過去に流行ってきたものはどのタイプだったのか。

まず話題となったのが1979年に流行した算命学の「天中殺」だ。最も運気が下がる時期として注目を集め、『天中殺入門』などの関連書籍がヒットした。1999年には、生年月日から自分の性格を動物に例える「動物占い」が話題に。その後は細木数子氏による「六星占星術」が登場し、「大殺界」のキーワードが広く浸透した。さらに占いタレントとして活躍するゲッターズ飯田さんや島田修平さんなど個性派キャラが出てくるようになり、最近では冒頭でも紹介した「しいたけ占い」が女性たちの間で熱い。

出典 https://voguegirl.jp/horoscope/shitake/

 

ここまでを振り返ると、一部を除き、話題になった占いに「命占」が多いことがわかる。もちろん、ここで挙げた占い以外にも大小さまざまなものがあるので、一概には言えないが、それでも生年月日や出生時刻などパーソナルな情報から導き出される答えに、自分の未来や運勢をより身近に感じやすいというのはあるのかもしれない。

大事なのは「占いの結果」よりも「占いの結果に振り回されないこと」

占いは種類によってアプローチが異なるが、どんな結果が出ようと、それを信じるか信じないかは本人次第だ。以前、知り合いにプロの占い師がいたが、彼女も「結果をどう解釈するかは本人次第、あくまでアドバイスとして聞くべき」という趣旨のことを言っていた。要は占い結果が大事なのではなく、占い結果に振り回されないことが大事なのだ。

日本人が占い好きなのは、初詣でおみくじを引く人が多いことからも明らか。筆者をはじめ、多くの日本人が新年一発目の占いとしておみくじを引くはずだが、くれぐれも運勢だけで一喜一憂しすぎないようにしたいものだ。

 

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この記事を書いた人

naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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