リアルと話題の潜水艦アクション大作映画『ハンターキラー 潜航せよ』のどこがリアルなのか?(4月12日公開)

2019/04/10
マガジンサミット 儀保

4月12日から日本公開の映画『ハンターキラー 潜航せよ』


本作は、「リアルすぎる」と言われた小説を原作に、米国防総省と米海軍の全面協力で製作されたという本気度がビンビンの潜水艦アクション大作です。どこがリアルなんでしょうか?

 

攻撃型原子力潜水艦“ハンターキラー”出港!!

ロシア近海でアメリカ海軍の原子力潜水艦が消息不明になる事件が発生!!機密勤務かつロシアの海域なので、公に出来ない重要極秘案件。そこで呼ばれたのが、ジェラルド・バトラー演じる主人公。艦長として、攻撃型原子力潜水艦“ハンターキラー”で捜索ミッション・スタート!!

実は、このミッションが初の艦長テビュー戦。乗組員たちの不信感を払拭できないまま、現場へ急行。すると、そこにはロシアの潜水艦が!!急なバトルで敵艦を見事に撃沈。生存者であるロシアの艦長を救出。そんなタイミングで地上のネイビーシールズの極秘任務により、世界規模の陰謀が発覚。そのまま“ハンターキラー”は、どこまで信用していいのか解らないロシア人艦長を頼りに、緊急ミッションのおかわり。水中兵器がひしめくロシア海域へ。

 

とにかく心臓に悪いサスペンス描写!!

前半は、とにかくサスペンスフル。海中地雷スレスレの危険地帯の通過。潮の流れで、なかなか上手くいかない潜水艦のドッキング。音に反応する音響地雷の中、工具を落としそうなったり、金具の緩みによるキシミ音が発生したり。いちいちヒヤヒヤ描写が満載!!大丈夫だろうとタカをくくっていても心臓に悪いです。

後半は、今までの精密な演出が嘘のように、地上でネイビーシールズとタッグを組んだポリティカル・アクション映画へシフトチェンジ!!マシンガン片手に銃撃戦を展開!!勿論、地上でも、隠れてる所に敵の兵士が近づいてきたり、負傷者を手助けしながら逃げる等、次から次へとピンチのオンパレード!!息つく暇を与えません!!それに付随して、緊張感をあおるズーム多用のカメラワークの数々で心臓への負担は終始キープ!!

 

いわゆる“潜水艦モノ”!!

デカい物が海中を移動するだけでテンション上がるスペクタクルな映像はボンクラ男子のハートにジャストフィット!!敵の姿も見えない深海の密室=潜水艦内で響くソナー音が逃げ場の無い緊張感を煽りまくります。

『U・ボート』や『レッド・オクトーバーを追え!』『クリムゾン・タイド』『Uー571』などの1980~90年代に大量生産された、いわゆる“潜水艦モノ”。ただ、ロシア潜水艦の艦長とのお互いの実力を認め合う心理戦は、1957年のアメリカ・西ドイツの合作映画『眼下の敵』を思い出させます。もっと言うと、乗員たちの濃密な人間ドラマは、原子力潜水艦内での放射能汚染を描いた2002年の『K-19』も彷彿させます。

 

個性豊かなキャスト陣が終結!!

米海軍潜水艦の艦長であったジョージ・ウォレスと小説家ドン・キースのコラボにより2012年に書かれた小説「ハンターキラー 潜航せよ」は、そのリアル度の高い描写力でベストセラーに。そんな原作を、「ワイルド・スピード」シリーズのニール・H・モリッツが製作。メガホンをとったのは、南アフリカの新鋭でスタイリッシュな演出が話題になった映画『裏切りの獣たち』のドノバン・マーシュ監督。

キャスト陣も個性豊かなメンツが終結。常に冷静沈着で頼れる兄貴な貫禄で主人公の艦長を演じるのは、『300(スリー・ハンドレット)』や『ジオストーム』『エンド・オブ・ホワイトハウス』のジェラルド・バトラー。本作では、製作も兼ねており、こちらも本気度はビンビン!!

共演は、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』でチャーチル役をクリソツ演じ、話題になった名優ゲイリー・オールドマン。戦争へ押し進めたいヤバめな統合参謀本部議長役を演じています。その他、ラッパーとしても活躍するコモンや第91回アカデミー賞5部門にノミネートされた『グリーンブック』のリンダ・カーデリニ、Netflixオリジナルドラマ『ロスト・イン・スペース』で父親役を演じたトビー・スティーブンスが出演。さらに、ロシア潜水艦の艦長を印象的に演じたミカエル・ニクビストは、本作公開後の2017年に亡くなっています。

 

本気度ビンビンな撮影現場!!

海軍顧問を雇い入れ、回転台の上に超精密な潜水艦のセットを建設。回転台をフル活用して、潜る潜水艦の傾きや揺れをリアルに再現。艦内での言葉遣いや専門用語まで細かくチェックしてもらったとの事。外観の撮影も、パール・ハーバーに着岸した本物の原子力潜水艦を使用。もう何から何まで本気度はビンビンなのが本作なんです。

“潜水艦モノ”好きもから、ポリティカル・アクション映画まで楽しめる……と広いのか狭いのか解りませんが、一級のエンターテイメント映画に仕上がっております。映画『ハンターキラー 潜航せよ』は、4月12日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開です。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

ギボ・ログ★★★★☆

【作品データ】

監督:ドノヴァン・マーシュ

原作:ジョージ・ウォーレス ドン・キース

出演:ジェラルド・バトラー ゲイリー・オールドマン コモン リンダ・カーデリーニ ミカエル・ニクヴィスト

配給:ギャガ

制作国:イギリス(2018)

上映時間:122分

TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて

公式サイト:https://gaga.ne.jp/hunterkiller/

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マガジンサミット 儀保

表の顔はディレクター兼カメラマン。実は、年間700本の映画を観賞する映画好き。どんな作品でもオススメのポイントをピックアップ。映画好きから、普段、あまり映画を見ない方にも、幅広い映画の楽しみポイントをご提供できればと日々邁進中? 映画関連tweetも日々、更新してます @yungibo

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