防災対策の心構えをまとめた『愛と絆で命をつなぐ「防災道徳教育」―今すぐ取り組む防災アクション』発売
思いやりと絆が命を救う
公益財団法人モラロジー研究所
公益財団法人モラロジー研究所は平成30年3月11日、防災対策の心構えをまとめた『愛と絆で命をつなぐ「防災道徳教育」―今すぐ取り組む防災アクション』(鎌田修広 著)を発売しました。元消防士で防災の専門家である著者が災害時の行動指針やそのための心構えなどの経験を交えて解説するとともに、そのバックボーンとしての道徳の重要性を説く内容です。
公益財団法人モラロジー研究所(千葉県柏市光ヶ丘2-1-1、以下「当研究所」)は平成30年3月11日、防災対策の心構えをまとめた『愛と絆で命をつなぐ「防災道徳教育」―今すぐ取り組む防災アクション』(鎌田修広 著)を発売しました。元消防士で消防庁消防大学校での消防体育訓練の講師を務めた経験を持つ著者が、災害時の行動指針やそのための心構えなどの経験を交えて解説するとともに、バックボーンとしての道徳の重要性を説いた内容になっています。
1万5千人以上の犠牲者を出した東日本大震災から7年が経過しましたが、その間も日本列島は2016年の熊本地震や毎年にように発生する台風被害など、断続的に大きな災害に見舞われています。九州から四国、中国、近畿、東海地方に至る広範囲に甚大な被害を及ぼすことが懸念される南海トラフ巨大地震も近年に発生する確率が高いと言われており、いざという時に自分や大切な人の命を守るための備えが必要です。建物の耐震化や防災グッズの常備といったハード面での準備を行うことも大切ですが、より重要なのが行動指針や心構えといったソフト面、そして、ご近所付き合いをはじめとした人と人とのつながりです。
1995年に発生した阪神・淡路大震災で全世帯の六割が全半壊した淡路島の北淡町(現・淡路市)では、消防団を中心とした住民の協力によって生き埋めになった三百人が素早く救助されました。これは、同町が以前から道徳教育を推進し、命の尊さや助け合いの大切さ、そして、隣人同士の絆がしっかりと住民の間に根付いていたことが大きな要因だと言われています。7年前の東日本大震災でも、秩序と礼節を重んじ助け合う姿が諸外国で驚きと感動を持って報じられました。道徳心に裏付けられた身近な人同士の助け合いや思いやりの行動で救われた命は数知れません。
<仕様>
A5判 48頁
定価200円(税込・送料別)
※オンラインショップ「道徳の本屋さん」でのみ販売。
http://www.ecmoralogy.jp/
<著者>
鎌田 修広(かまた・のぶひろ)
昭和44 年(1969)、神奈川県生まれ。日本体育大学体育学部社会体育学科卒業。在学中にはトライアスロン部を創設し、初代主将を務める。平成5 年、政令指定都市の消防局へ入局。14 年、消防訓練センターの体育訓練担当教官となり、消防庁消防大学校でも「消防体育訓練」の講師を務める。23 年に退職し、防災研修や人材育成等を行う株式会社タフ・ジャパンを設立、代表取締役となる。
著書に『消防筋肉』『消防メンタル』(イカロス出版)がある。
ホームページ http://www.tough-japan.com/