今や年下の男性と年上の女性との婚姻数は増える一方で、4組に1組が年上女房です(厚労省調べ)。さらに夫が11歳以上年下の夫婦は全体の0.8%!つまり125組に1組は夫が10歳以上年下で、実に35年で4倍にも伸びているのです。なぜ男性は、年上の女性を求めるのでしょうか。
雑誌の年下男子特集
こうした動きを知ってか、女性誌でも年下男子の魅力を紹介する記事が増えています。『andGIRL』2018年9月号の「キラ⭐︎メン総選挙2018」で全国の独身イケメン60人を紹介する特集でもサラリーマンやアスリートの他、年下男子を10人以上推しています。
26歳以下のスーツ姿も初々しいハンサムくんたちが、アラサー女子に熱烈アピールする姿は、可愛い以外のなにものでもありません。それに、見ると、東大や慶應など、スゴイ学歴の人たちが何人も!彼らはなぜ年上の女性を求めているのでしょう。
恋愛の主導権が女性に
誌面の年下男子たちを見ると、共通したムードがそこにはありました。目をキラキラさせながら、ちょっと上目遣いというか、甘えた目線を送っているのです。アピールメッセージにも「甘えたい」「引っ張ってほしい」「フレンチ(料理)を教えてほしい」などと、頼りたい思いにあふれています。
同い年や年下の女性とのおつきあいでは、男性は自分が店を決め、エスコートをすることが多いでしょう。けれど、流行に敏感で口が肥えた女性を満足させ続けるのはなかなか大変です。恋愛の主導権を女性に委ねたいと考える男性が増えているのかもしれません。
年上女性に支えられたい
また、年上女性の魅力は、社会経験が豊富だということ。フランス大統領のマクロンさんは、24歳年上の女性と結婚し、選挙戦でも彼女のアドバイスをかなり参考にしていたと言います。野球選手や俳優も、年上の女性と結婚するケースが少なくありません。食事や社交でのサポートを、安心して任せやすいという理由もあるのでしょう。
情報社会の現代です。ニュースを素早くキャッチし、時代に合わせた多様な生きかたが必要となっています。男性たちは多くの知識を持つ年上の女性の支えを必要としているのかもしれません。デートでは美味しいお店に案内してもらえて、仕事のアドバイスもしてもらえるし、甘えさせてもくれる。かつてないほど年下男性には、年上女性との交際に多大なメリットを感じる時代なのだといえます。