ひと昔前からネットで知り合った男性と結婚した20代女性はいましたが、結婚式では「友人の紹介で」と真実を伏せる人が少なくありませんでした。ネットで知り合ったなどと言ったら、周囲にあやしまれると思ったからだそうです。けれども今、ネットでの出会いは20代女子の間でよりカジュアルなものになりつつあるようです。
恋人がいない人が半数以上
『MORE』2018年3月号では24〜30歳の女性200人に行った恋愛についてのアンケート集計を公開していました。それを見ると、200人中恋人どころか好きな人さえいないという女性がなんと45.5%、つまり半数近くいるということに驚かされます。
しかも恋人がいないのに恋活もしていないという人が87.5%もいて、その理由は「どう行動したらいいのかわからない」「必要ない」「仕事が忙しい」「面倒臭い」などと消極的なものが並びます。
マッチングアプリの利用も
そんな中、注目すべきは好きな人がいる、と回答した54.5%の人たちです。好きな人と知り合った場所の1位は職場関係、2位が学生時代というのはなるほどと思いますが、特筆すべきは3位です。なんとネットを通じて好きな人に出会っているのです。
また、恋人がいないという人のなかで、恋活をしている女性はわずか12.5%でした。数少ない積極態勢の女の子たちはどのような形で異性を探しているかというと「飲み会に出かける」「友達に紹介をお願いする」というものの後に、3位に「恋愛アプリを使う」がランクインしていたのです。
ネットで知り合うということ
今やマッチングサイトのみならず、SNSやオンラインゲームなどで知り合った人と交際するというケースが増えています。ネットは世界中とつながっているため、時には遠距離や海外在住の人と恋に落ちるということもあります。この傾向は今後も続くことでしょう。
その一方で、オンライン上で知り合った男性に監禁されるなど、怖い事件に発展する危険もはらんでいることは、忘れてはいけません。万が一のためにも、全く知らない人と会う時は決して密室や車中では会わず、自宅にメモなどに会う相手や行き先程度は残しておく必要があるのではないでしょうか。
出会いはご縁とも言います。焦って相手を探すよりは、自分を磨きながら運命のタイミングが来ることを待つのも、ひとつの方法です。例えば習い事の教室で結婚相手を見つけた人も少なくありません。自分のために行動することで自分と同じ趣味の人に出会いやすくなるのだから、一石二鳥かもしれません。