寒さが厳しい時期。寒さを凌ごうと、エアコンや暖房に頼ってばかりの人もいるのではないでしょうか? しかし、自分自身が温まれば、もっと効率的に暖が取れてカラダの基礎代謝も上がります。
そこで、カラダを内側から温めてくれる飲み物を厳選してご紹介。寒さに強いカラダを目指しましょう。
紅茶
お茶の葉は、発酵状態によって「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」に分けられます。発酵していないお茶の場合はカラダを冷やしてしまいますが、反対に発酵しているお茶はカラダを温める作用があります。
紅茶は発酵茶なのでカラダ温めてくれるうえ、カテキンも含まれているので脂肪やコレステロールを下げる手伝いもしてくれます。
ほうじ茶
前述の通り、お茶の中でカラダを温めてくれるのは発酵しているものです。ほうじ茶は「不発酵茶」にあたるため、発酵茶のような温め効果は薄いですが、一方で「焙煎」という温め力を持っています。
具体的には、焙煎する際に生じる「ビラジン」という成分が関係しています。ビラジンとは、ほうじ茶の香ばしさを生み出す役割を担っているもの。さらには血流をよくしてくれる作用があるので、血栓ができるのを防いだり、手足の冷えを改善したりしてくれるのです。末端が冷えやすいという人は飲んでみると良いでしょう。
りんご&にんじんジュース
聞くだけでカラダに良さそうな、りんごとにんじんのミックスジュース。りんごとにんじんには約100種類のミネラルと約30種類のビタミンが含まれていて、栄養素はバッチリ。カラダに必要な成分を網羅していることから、排せつ作用があり、自然と免疫力もUP。カラダが温まります。
作る際はジューサーにかけるだけなので忙しくても簡単にできます。カラダが空っぽな朝は吸収力が高いので、ぜひ朝の一杯にしてみては?
生姜湯
カラダを温める食材の代表格である「生姜」。基本的に根菜と冬野菜はカラダを温める作用があると言われていて、生姜はそのひとつとして知られています。生姜には「ジンゲオール」という成分が含まれていますが、加熱することで「ショウガオール」に変換されます。ショウガオールには血行を促進する働きがあるので、カラダも温まるという仕組みです。
ショウガオールは100度を超えると成分が壊れてしまうので、生姜湯を作る際はぬるめのお湯を使い、ショウガオールの効果を堪能しましょう。
ココア
冬の飲み物と言えば「ココア」。ココアにも、カラダを温める効果があります。ココアには「テオブロミン」とう成分が含まれていて、血管を拡張し血の流れをよくしてくれるのです。
また、ココアを飲むとなんだかほっこりするという人も多いのではないでしょうか? テオブロミンは脳内のセロトニンに働きかける作用もあるため、コーヒーなどと同様に飲むとリラックス効果も得られるのです。
カラダを温める飲み物を紹介しましたが、これらは満腹感を鎮めたり心を落ち着かせたりする効果も期待できます。寒いと内臓も冷えて疲れてしまうので、食事の際に一緒に飲むのもオススメです。