毎年9~10月になると、大型の台風が日本列島を次々と横断していきます。大雨や強風によって交通機関はマヒし、各地で土砂災害、浸水、河川の氾濫などの甚大な被害が出ることも少なくないでしょう。特に今年は台風被害が甚大です。
今の時代、スマホや携帯デバイスをうまく活用すれば、被害を最小限に抑えることもできます。そこで今回は台風対策として役立つスマホ向けの便利なアプリをいくつかご紹介しましょう。
- サンデー毎日2016-08-30 発売号
手持ちのモバイル機器を「防災グッズ」にする技術
Fujisan.co.jpより
出先でもリアルタイムで台風の進路を確認!
まずダウンロードしておきたいアプリの1つが『ライフレンジャー天気』。
標準装備の天気予報アプリとしても十分に重宝しますが、それ以上に便利なのは、台風の進路、雨レーダー、警戒注意情報をエリアごとに発信してくれるところ。最大で3つの地域を「My地域」として登録すれば、自宅や職場の天気が瞬時に確認できます。台風以外にも地震や津波などの災害情報も知らせてくれる優れものです。
電車の運休遅延もこれで確認、乗換や暇つぶしにもなる
得意先との打ち合わせ、月1回の全体会議……。そんなときに限って電車が運休遅延……、これは困った!! そんなときに使えるのがこれ、『JR東日本アプリ』。
JR東日本の運行状況はもちろん、首都圏の私鉄・地下鉄の運行状況まで教えてくれる心強い味方。JR東日本の全駅構内図や駅設備の情報もわかるので、乗換はもちろん、駅構内で時間つぶしの場所を探したいときに便利です。西日本にお住まいの方にはJR西日本版もありますので、参考にされてみてはいかがでしょう?
突然のゲリラ豪雨でも大丈夫!
台風が近づいてくると天気も急変しやすくなります。突然のゲリラ豪雨でびしょ濡れになりたくないときには『ロケスマ』を入れておくと便利です。
https://www.locationsmart.org/
現在地の周辺にあるカフェやコンビニなどを瞬時に検索できるので、土地勘がないところで役立ちます。傘を持っていなかったら最寄りのコンビニやスーパーを探して購入できますし、近場のカフェを探して雨宿りだってできます。時間をムダにしたくないという方にオススメです。
土砂や濁流。災害に巻き込まれたときにすぐ連絡!
台風の影響によって土砂災害や河川の氾濫が起きると、一瞬の判断が命取りになりかねません。そんな万が一のときに入れておきたいのが『すぐれん』というアプリ。
“緊急時に簡単に連絡できる”と好評で、アプリをダウンロードした後、基本設定で家族やかかりつけ医などに連絡先を登録しておけば、画面上のボタンを押すだけで、現在地情報が入った緊急メールを簡単に発信できます。血液型や病歴、処方箋、アレルギー情報など、身の安全に関する情報を基本項目として設定するだけなので、スマホの扱いが難しいお年寄りや子どもでも活用できます!
台風や地震といった災害対策は事前準備をしっかりしておくことでリスクを十分に下げることができます。スマホのアプリをうまく活用できれば、情報収集だけではなく、情報共有もできるので、より積極的に活用していきまたいものです。