韓国・サムスン電子のスマートフォン、ギャラクシーノート7が発火・爆発の恐れがあるとして生産・販売が中止となりました。9月2日にリコールを発表後、不具合部品を交換しても改善されなかったためです。
こういったリコールのニュース。車や電化製品の部品の不具合、食品に不純物が混ざったとか、テレビや新聞で時々聞きますよね?
ここでクイズです。
「今年9月、企業からのリコールの発表は、日本国内でいったい何件報告されたでしょうか?」
答えは、約235件
1日に約8件。結構多いと思いませんか? 新商品が沢山発売される季節の変わり目などは、1日10件以上のリコールが発表されるなんてこともよくあります。「そんなに聞かないよ」と言う人もいるでしょう。実は、大企業や人気商品は大きく報道されますが、取り上げられないだけで沢山有るんです。
よく考えれば、全国には大企業から中小企業まで山ほどあるわけで、小さな会社の小さな商品でも、消費者に不具合があるとわかればリコール対象となります。そう考えれば1日10件程あってもおかしくないのかもしれません。
リコールで多いケースは?
・食品にカビなどの不純物が混入
・食品パッケージラベルに誤表示
・電化製品の部品に不具合
・車、バイクの部品に不具合
・日常用品の部品に不具合
まあ、言わずもがなかもしれませんけど。
ただ、リコールの多くは「消費者に害を及ぼす“可能性がある”」。つまり報告を受けて、危険性が0%とは言い切れないことが確認されると発生するケースが多いようです。
とはいえ、“危険の個人差”もあるわけで、例えば食品パッケージのラベル誤表示の中には、「小麦アレルギー表示の欠落」といった、人によっては大変な事態になり得ることも。
リコールを知らなくて被害に遭った場合は?