じぶん銀行は、全国のビジネスパーソン男女500名(20~40代)を対象に「資産運用」に関するwebアンケートを実施。その結果、ビジネスパーソンの約4割が資産運用を行っている一方、5人に1人は「貯蓄ゼロ」であるという事実が判明しました。
同調査では、まず2020年の1年間で目標とする貯蓄額を質問。結果、最も回答数が多かったのは「100万円以上200万円未満(26.6%)」、続いて「50万円以上100万円未満(24.2%)」となりました。2020年という節目の年ということもあって、中には「1,000万円以上貯めたい」と思っている人(4.6%)もおり、貯蓄への意欲は高いようです。
貯蓄の理由については、半数近くが回答したのは「老後資金(47.4%)」と回答。続いて「旅行(32.7%)」「趣味(29.4%)」となりました。昨年、ニュースなどで「老後2000万円問題」が大きく取り上げられたこともあり、20代~40代の世代でも「老後に資金が必要」という認識が広まっているようです。
また、10年後の2030年までの目標貯蓄額について質問すると、最多の回答は「1,000万円以上3,000万円未満」。やはり「老後に向けて2,000万円前後が必要」という認識が影響しているようで、こちらの貯蓄の理由も「老後資金(58.5%)」が最多となりました。
多くのビジネスパーソンが貯蓄したいという気持ちを持っているようですが、現在の貯蓄額を質問したところ、最も多かったのは「貯蓄ゼロ(17.4%)」という結果に。続いて多かったのが「10万円以上50万円未満(14.4%)」となっており、理想の貯蓄額とは大きな開きがあることがわかりました。
ほぼ「貯蓄ゼロ」から始めて10年間で1,000万円の資産を形成しようとすると、月に約8.5万円を貯蓄する必要があります。老後のための「2,000万円」を蓄えるなら、月に約17万円。普通の給与ではとても貯蓄できる額ではありません。同銀行は「この目標を達成するためには資産運用を検討する必要がある」と分析しています。
実際に資産運用を行っている人はどの程度いるのかを調べると、37.6%が資産運用をしているということが分かりました。そのなかでも最多は「株式(55.3%)」で、続いて「投資信託(47.9%)」「定期預金(39.4%)」という結果になっています。
約6割の人は資産運用を行っていないことが明らかになりましたが、そのううちの約半数は「資産運用に興味がある」ということが判明。「リスクがある(68.9%)」「知識がないと失敗する(68.3%)」「難しい(33.3%)」といったイメージがあり、興味がありながらも最初の一歩を踏み出せずにいるケースが多いようです。
その一方、資産運用をしている人に「資産運用に対するイメージ」を尋ねると、5人に1人が「楽しい」と回答。未経験者にとってはネガティブなイメージが先行しがちですが、経験者は楽しみながら資産運用をしている人が少なくないようです。
「2020年に始めたい資産運用商品」を聞いたところ、結果は「株式(36.0%)」が最多。2位の「定期預金(25.4%)」に10ポイント以上の差をつけました。続いて、最近よく聞かれるようになった「NISA(20.2%)」「投資信託(16.6%)」「iDeco・確定拠出年金(16.4%)」と並んでいます。いまだに定期預金は根強い人気がありますが、貯蓄から投資へと向かっている流れが伺える結果になったと言えます。
また、資産形成状況と資産運用経験の有無の相関を探るため、資産運用経験の有無を年収別に比較。年収が「200万円~400万円未満」「400万円以上~600万円未満」「600万円以上」で比べたところ、年収が高くなるほど資産運用を行っている割合が高くなるという事実が明らかになりました。
さらに「資産運用を行っていない」と回答した人を年齢別に細分化してみたところ、20代・30代・40代のいずれにおいても、やはり「200万円以上~400万円未満」の割合が最も高いという結果になりました。
“資産運用=まとまった資金が必要“とのイメージが強く、それが調査結果に表れたといえそうです。この実情に対し、同銀行は「積立投資信託やミニ株と呼ばれる単元未満株であれば、数百円単位で行えるものもあります。資産形成の為の資産運用ですから、今まとまった資産がないから投資をしない。となっては本末転倒といえます。無理なくコツコツ増やしていく、という考え方で今出来る方法を検討してみるとよいかもしれません」とアドバイスしています。
最後に、お金を上手に使いそうだと思うタレントについて質問したところ、1位は指原 莉乃さん(15.0%)、2位は大泉洋さん(13.4%)、3位は北川景子さん(9.8%)という結果に。バラエティ番組での痛快なトークや頭の回転の速さ、ドラマやCMでのしっかり者イメージがランキングに大きく反映されているようです。
今回の調査結果を受けて、同銀行は「2020年に始めたい資産運用の上位に入った『株式』『NISA』『投資信託』ですが、いずれも銀行や証券会社を選んで口座開設を行う必要があります。特に証券口座を選ぶ前にきちんと確認しておきたいのが、“証券口座への入金方法”です。積立投資信託などの場合、入金回数が必然的に多くなるので、入金が面倒で投資をやめてしまった、そのようなことがないように事前にリサーチしておきたいポイントです」と資産運用の初心者に向けて解説。
続けて「例えば、じぶん銀行とauカブコム証券なら、口座振替設定を行うことで、積立投資信託の購入などで、auカブコム証券口座の残高が不足した場合、じぶん銀行口座から購入資金を自動取寄せすることが出来ます。その際の手数料は無料で、さらに口振設定を行うことでじぶん銀行の普通預金の金利優遇が受けられるなどのメリットがあります。使い勝手のいい証券口座選びも、投資を続ける1要素になりますので、始める前にしっかり確認しておきましょう」と提案しています。
■じぶん銀行×auカブコム証券 金利優遇プログラム
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