世の中には様々な妖怪がいますが、この度、また新たな妖怪が発見されました。その名も「名もなき家事妖怪」。これは大和ハウス工業株式会社が日常の中に潜む「名もなき家事」を家族で理解するきっかけ作りとして妖怪キャラクター化したもの。いったいどのような経緯でできたものなのでしょうか。
大和ハウス工業株式会社は、家庭での“名もなき家事負担”が増えている昨今、冬休みを迎える子どもが、楽しみながら自主的にお手伝いに参加できる「名もなき家事妖怪 おてつだい券」を考案。全国の家事シェア力ランキング最下位の長崎県にて、小中学校が冬休みに入る2020年12月25日に約15万枚を配布し、子どもや家族の家事への意識向上を目指します。
名もなき家事とは
名もなき家事とは、家事の中でも「掃除」「洗濯」など具体的な名称のない作業の総称。例えば、出しっぱなしのおもちゃの片付けや、ゴミの分別、麦茶やトイレットペーパーの補充など、家事として認識されていない作業のことです。
2017年に大和ハウス工業が行った「家事」に関する意識調査では、夫の多くは「名もなき家事」を家事だと認識しておらず、そのほとんどは妻が担っていると判明し話題となりました。そのような中、家族みんなの家事意識を変えていくために楽しみながら家事について学べる「名もなき家事妖怪」が誕生しました。
全国家事シェア力ランキング
全国家事シェア力ランキングは大和ハウス工業が、20代〜40代の中学生以下の子どもがいる共働き夫婦を47都道府県ごと200人に調査し算出。結果は長崎県が最下位となってしまいました。算出方法などの詳細は以下のページへ。
家事シェア力ランキングページURL:https://bit.ly/3oRoQBT
長崎県についての調査
大和ハウス工業では、「名もなき家事」の実態を調査すべく、家事シェア率全国最下位である長崎県で家事について調査。次のような結果が明らかになりました。
「名もなき家事妖怪」の被害ランキング1位は「カミノケツマール」
2020年、長崎県のママを最も苦しめた「名もなき家事妖怪」は、お風呂や洗面所の排水溝に棲みつく妖怪「カミノケツマール」と判明。約55%の人が被害にあったと回答しました。次に被害が多かった妖怪は、「センザイキレッパ」と、「グラスノミッパ」に。主に水場に関係する妖怪の被害が多発したことが判明しました。
2020年 最も負担が増えた家事スペースは「リビング」
今年、最も「名もなき家事妖怪」が出現した妖怪スポットは「リビング」であることが判明。「リビング」では、ランキング上位に入っていた「グラスノミッパ」やティッシュが空になっていると現れる「ティッシュカラッポ」などが生息。2位以下は「キッチン」、「洗面所」という結果に。
家事負担軽減のため、パパ以上に子どもと協力していきたいという声が
今年、新型コロナウイルスの影響で家事の負担や費やす時間が増えている中、ママが協力をしてもらいたい」と考えている相手の割合はパパが89%、子供が93%と子供の方が高いという結果に。一方で、パパや子どもに対して「家事負担」や「家族シェア」「家事意識」の意識の高め方や方法が分からないというママが83%もいるなど課題も浮き彫りになり、「名もなき家事妖怪」のチラシがその解決策となることが期待できます。
WEB動画も公開
2020年12月22日より、WEB動画も公開。動画では家庭にチラシが届き「名もなき家事怪」を退治していく過程がドキュメンタリー風に描かれています。
さらに特設サイトでは、WEB動画だけでなく、「名もなき家事妖怪」全60種のプロフィールが見られる「名もなき家事妖怪ずかん」や、イラストレーターのカワグチマサミさんが描く、名もなき家事妖怪が登場する4コママンガを公開中。気になった方はぜひチェックしてみてください。
特設サイト:https://bit.ly/37uq2W7