2019年1月18日(金)より、牛乳石鹼とBEAMS JAPANのコラボイベント「銭湯のススメ。」がはじまりました。「銭湯のススメ。」は、株式会社ビームスの新宿店「ビームスジャパン」を中心に、日本の古くから伝わる銭湯文化をユニークかつ多彩なコンテンツで発信するイベントです。
期間中には、新宿・大阪にて、人気イラストレーター長場雄さん描き下ろしのイラストを用いた「銭湯のススメ。」限定アイテムの販売やポップアップショップ、銭湯の楽しみ方を提案する情報誌の配布、都内銭湯を巡るスタンプラリーの実施など、銭湯にまつわるコンテンツを実施。さらに、開催期間のあいだは、東京・東上野にある銭湯「寿湯」にて「銭湯のススメ。」仕様の壁画が描かれます。土日祝日には牛乳石鹼のベストセラー商品「カウブランド赤箱」をイメージした入浴剤いりの湯舟を楽しめるそうです。
イベント開始前日に行われた記者会見には、株式会社ビームス代表取締役社長・設楽洋さん、牛乳石鹸共進社株式会社マーケティング部・上野正雄さん、宮崎清伍さん、銭湯絵師・田中みずきさん、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合副理事長・石田眞さんが登壇。牛乳石鹼とビームス、そして銭湯という、一見離れたジャンルがどのように掛け合わさったのか、田中さんが描きあげたばかりの壁画の感想などを語りました。
牛乳石鹼では、昭和35年ほどからノベルティの一環として、多くの銭湯に暖簾を提供していたそう。「牛乳石鹼だけで銭湯活性化をしようと動いても、どうしても既存のユーザーとしか接触ができません。ビームスさんとコラボすることで、ターゲットを広げることができました。」と、宮崎さん。ビームスジャパンの「日本のいいところを再発見・再発進する」という試みに、銭湯がぴったりだったと話しました。
平成元年には2000軒ほどあった都内にある銭湯の数が約550軒まで減った現在。このイベントを通して期待することとして、石田さんは「銭湯は日本の文化です」と述べたうえで「世界中にない、誇れる文化を残したいと思って頑張っています。利用者にはお年寄りの方がほとんどですが、若い世代の方々が足を運ぶいい機会になるのではないかと思います。有難いです。」と述べました。
銭湯絵師の田中さんは、深夜から会見直前まで壁画の制作を行っており、出来立ての作品を前に「描くのが大変でした。普段は赤・白・青の3原色を混ぜて制作していたのですが、今回は白と黒のみ。限定された色のなかで、どのような絵ができるのかドキドキしながら進めました」と言及。さらに、これまで描いてきたデザインとは変わったゆるやかな壁画に「ペンキ絵の楽しみ方を教えてもらう体験でした」と語りました。
「銭湯のススメ。」は、2019年1月18日(金)から2月19日(火)まで開催中。田中さんが手掛けた壁画は、2月20日(水)まで上野・寿湯で見られます。限定アイテムやポップアップショップの詳しい情報は特設ページまで。
特設HP【https://www.beams.co.jp/special/teamjapan/project/#item/31】