全国で最も魅力的なのは函館市-。10月19日、「地域ブランド調査2016(ブランド総合研究所)」の調査結果が発表されました。2006年にスタートしたこの調査で、函館市は3年連続4度目の栄冠。2位以下は京都市、札幌市、小樽市、横浜市と続きます。
気になるのは自分が住んでいるところ…
筆者は、神奈川県の藤沢市在住。もちろん、愛する我が街が、どのくらい人気があるのか気になります。そこで、上位100市区町村ランキングを見ていくと藤沢市が入っていない?!
そんなはずはない!何年か前の「主婦が選ぶ幸せな街ランキング」では1位だったし…。そうだ!調査対象が「全国1000の市区町村」だから、そもそも調査対象に入っていない?
しかし、調査対象は日本国内の全市が対象とのこと。(全市が790市ということも知らなかった!)。神奈川県内でみてもお隣の鎌倉市は7位、茅ヶ崎市は75位、箱根町(20位)も逗子市(39位)、横須賀市(51位)、小田原市(82位)も入っているのに!要するに、ただ圏外だったということですね。
残念。
「女性視点」や「住みたい街」では基準が違う?
このようなランキング、よく耳にするような気がするけれど他に何があるか調べてみました。おそらく、最も歴史のあるランキングは東洋経済新報社が1993年から実施している「住みよさランキング」。こちらも全国813都市(全790市と東京23区)が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、公的統計をもとにランキングしています。
2016年の結果では、総合評価1位は印西市(千葉)、2位は長久手(愛知)、3位は砺波市(富山県)と、神奈川県内ではトップ50入りしている市はゼロ!「ブランド」とはまた違った結果となっています。
ストレスを感じない“幸せ指数が高い県”は…
お次は「女性のストレスオフ(ストレス指数の低い)都道府県ランキング」。メディプラス研究所に発表によると、栄えある1位に輝いたのは鳥取県、2位は和歌山県、3位は岐阜県。神奈川は24位と苦戦しています。
他にも株式会社リクルート住まいカンパニーによる「住みたい街ランキング」では1位が恵比寿、2位が吉祥寺、3位が横浜、「行政市区ランキング」では1位が東京都港区、2位が世田谷区、3位が目黒区となっています。
世界で一番住みやすい街。日本はあの街がランクイン!
ちなみに「世界一住みやすい都市(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」も毎年発表されていますが、2016年度もオーストラリアのメルボルンが1位。2位がウィーン、3位がバンクーバー(カナダ)と、前年と変わらない顔ぶれとなっています。ちなみに日本では大阪が12位と健闘しているようです。
筆者が、海外在住時や旅行先だけでなく、学生時代に住んでいた関西でさえ、「藤沢」といってもわかってもらえないので、「横浜の近く! I live near Yokohama!」というと、「あ~」という顔になっていたので、横浜の知名度は抜群のよう…。
でも、どこでも住めば都。ノーブランドでも魅力がある街っていっぱいありますね!