世のパパたちに質問です。子どもを連れて家族で買い物に出かけたときにママを助けていますか?
ママに代わって重い荷物をもったり、迷子にならぬよう幼い子供を見張ったりとパパたちの活躍が期待できるシチュエーションですが…ある調査で「子連れの買い物はワンオペ状態になることが多い」と答えたママが76%と約8割にものぼることがわかりました。
これは、「dカード GLOD®」などのクレジットカードを取り扱っているドコモが「パパ・ママの買い物事情」をテーマに、0歳から7歳までの子どもがいる全国の既婚男女・合計1000名を対象にした意識・実態調査を実施したもの。「家事メン」や「イクメン」などのキーワードが浸透しつつある現在でも、まだまだママへの負担が大きいようです。
「ワンオペ」と夫婦円満度の関係
今回、ドコモでは「パートナーとの買い物の分担割合」と「家庭の夫婦円満度」の関係性を調査。分担の割合が「5:5」の夫婦は最も円満度が高く76.8点という結果に。
対して、買い物の分担がパパとママで「0:10」と完全なワンオペ状態の夫婦の円満度は60.5点と、分担が「5:5」の家庭と比べて15点以上(約2割)の差が生じています。買い物のワンオペ状態は、夫婦仲にも影響を及ぼす可能性があるようです。
ママたちからは、「子どもとの買い物を、もっとパートナーに任せたい」(49%)、「パパが子どもと買い物に行ってくれれば、自分は別の家事ができて効率的だと思う」(64%)などの声があがる一方、パパたち自身も買い物を分担する重要性や、ママのストレス軽減につながる点を自覚している様子で「パートナーとうまく買い物が分担できれば、夫婦仲はもっと良くなると思う」と答えたパパの割合は46%と半数近くにのぼりました。
ママの本音「独りで、ゆっくり買い物したい」?!
また、「子どもとの買い物でストレスに感じること」についの質問では、ママ側、パパ側それぞれのストレス意識の差を調査。
特に差が目立ったのは、「洋服やインテリアなどの商品がゆっくり選べない」=71%(ママとパパの差:37%)。「お菓子や不要なものをねだられる」=57%(ママとパパの差:20%)、「抱っこなどで会計時に財布を出すのが大変である」=33%(ママとパパの差:14%)などでした。
どうやら、パパが休日の日は、家族みんなでショッピング…ではなく、ママは独りきりでゆっくりと買い物したいようです。パパは「子どもとのコミュニケーションの日」と割り切って、子どもの面倒を一手に引き受けてママを自由にしてあげると良いのかも知れません。
キャッシュレスにすることでストレスを軽減
今回の調査では、子どもを連れた買い物において、現金よりも「キャッシュレス」で支払うパパ・ママが46%と約半数にのぼることも判明しています。
キャッシュレス派の実に89%が「キャッシュレスにすることで、買い物ストレスは軽減されると思う」と回答していますが、しかし、実際にはキャッシュレスを利用しているパパとママの比は、現金派のママは43%とパパの31%に比べて12%も多くなっています。
忙しいママにとっては、例えば、キャッシュレス決済で自宅にいながらスマホで買い物をする。子どもを抱っこしたり、手をつないだりしているときに、キャッシュレスで支払いを済ませる。他、子どものためにポイントの利用など、キャッシュレス決済は、買い物の煩わしさを軽減できる方法のひとつです。
今回の結果について、ファイナンシャルプランナーの武田明日香氏は「ママがなかなかできていないキャッシュレスにパパが導いてあげることで「買い物ストレスの軽減」に繋がります。代表的なキャッシュレスサービスとしては、「電子マネー」「スマホ決済」「クレジットカード」の3つが挙げられますが、どれも似ているようで、それぞれ異なる特徴を持っているため、自分にあったサービスを選ぶことが必要です」とアドバイス。
例えば、使い過ぎが心配な人や毎回の支払いをとにかく早く済ませたい人は「電子マネー」。支払い方法を1つにまとめて家計管理を分かりやすくしたい人は「スマホ決済」など、それぞれの決済方法の特徴を知っておくことが大切です。
また“おトク”を重視する人なら、ポイントやカード発行会社の提携企業サービスで割引や優待を受けることができる「クレジットカード」がおすすめだそう。それぞれの特性をきちんと理解し、自分にあったキャッシュレスサービスを選ぶのが手のようです。
0歳から7歳までの子どもがいる「パパ・ママの買い物事情」
調査エリア:全国
調査期間:2018年5月29日~5月31日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
調査対象:22歳~49歳 既婚男女1000名
0歳~7歳までの子どもがいる方(親の性別および子どもの年齢で均等割付)