頭痛、肩こり、顔のたるみを引き起こす「頭のこり」を改善しよう

2017/05/07
竹川 春菜

新しい環境での仕事や人間関係など、春は疲れやすい季節。いろいろなところがこりますが、実は頭もこりやすい部位のひとつ。「頭のこり」はあまり聞き慣れないですが、解消すると、顔色がよくなり髪の毛にハリが出るなど、見た目にも変化が期待できます。今回は見落としがちな頭のこりに焦点を当て、チェック法や解決法をご紹介します。

頭のこりが頭痛や顔のくすみを引き起こす原因に

 

「頭がこる」と言われてもピンとこない方が多いのではないでしょうか。しかし、頭も肩や首と同様にこり固まってしまうことがあります。頭のこりは、目を酷使したりストレスから歯をくいしばったりする行為が原因となっています。

 

頭皮には多くの血管が通っているため、頭が凝ると頭皮や首、肩まで血行不良になります。すると頭に酸素や栄養が行き届かなくなって頭痛を引き起こしてしまうのです。こうした血行不良は肩こりなどにもつながります。

 

また、頭と顔は一枚の皮膚でつながっているため、頭がこることで顔の血色が悪くなったりまぶたが重くなったりと、顔のたるみの原因にもなります。髪の毛のパサつきや枝毛の原因にもなってしまうなど、見た目にも影響を及ぼしてしまうのです。

 

頭がこるとどうなる? 症状チェック法

 

まずは、実際に頭が凝っているかどうかをチェックしてみましょう。自分の頭皮を指の腹で軽く押すように触ってみてください。この時、頭皮が固くなっていたり動かなかったり、痛みを感じる場合は、血流が停滞し凝っている証拠です。こぶしを作って第二関節で頭皮を刺激した際に痛みが感じる場合も、凝っているサインです。

 

また、健康だと頭皮は青白くなっていますが、黄味がかっているとストレスや疲れが溜まっている状態、赤みがかっていると血行不良であると判断できます。

 

こり以外にも、頭はむくみやすい部位でもあります。おでこの生え際の少し下を指の腹で5秒ほど押してみましょう。指を離してもまだ跡が残っていたらむくんでいると言えます。頭皮の血行をよくすることで、こうしたむくみも解消できます。

今すぐできる! 頭のこり解消法

 

頭にはたくさんのツボがあるので、これらにアプローチすることで血行が改善できます。しかしまずは、首まわりを温めることからはじめましょう。前述のとおり、頭と首はつながっているため、首の血流をよくすることで頭の血流もよくなるのです。肩が上がらないように注意しながら首を回したり、温湿布で温めたりするだけで首の血流は改善できます。首を温めたら、次は頭のマッサージをしましょう。

 

1、指を頭に掻き入れて、髪の根元をつかみます。痛くない程度に髪を引っ張り、ぐるぐると回しましょう。これを頭全体にまんべんなく行います。

2、眉の上や髪の生え際を指でほぐします。

3、顔の中心からこめかみに向かって、指の第二関節でマッサージしていきましょう。

4、組んだ両手を頭の上に置き、頭を持ち上げるようにして揉みます。

 

主に長時間のパソコン作業やデスクワークをする人に多く見られる頭のこり。作業の途中で休憩をしてマッサージをしたり首を回したりするだけでも予防になります。カラダが温まっている入浴中にマッサージをするのもおすすめですよ。

 

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竹川 春菜
この記事を書いた人

竹川 春菜

ライターとして、旅行・健康・人物インタビューを中心に、書籍やWEBで執筆中。体を壊した経験から予防医学に出会い、最近は「アーユルヴェーダ」を勉強中。毎日の暮らしが楽しく快適になる情報を発信していきます。

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