【脱タラレバ!】人生で成功したければ、「とりあえず」を合言葉にせよ!

2017/03/10
naokiyama

漫画家・東村アキコの人気コミックをドラマ化した『東京タラレバ娘』。主役の吉高由里子はじめ、「きれいになったら」「いい男がいれば」といった“タラレバ”が口癖のアラサー独身女性3人が、理想と現実のギャップに右往左往しながら幸せを探そうとする物語ですが、こうした“タラレバ”発言、なにもアラサー女子に限った話ではありません。

誰だって物事がうまくいかなければ、「〇〇だったら……」「〇〇さえあれば……」などとありもしないことばかりを考えてしまいます。ですが、このような考え方では、たとえチャンスを前にしても、ビビってしまい、二の足を踏んでしまうだけ。そこで、今回は“タラレバ”の発想をやめて、“とりあえず”やってみるへと頭を切り替える方法をご紹介します。

失敗を恐れ過ぎて、行動できないのは本末転倒

たいていの人は行動するより前に、「失敗」を考えてしまいます。

とはいえ、失敗を繰り返しながら、学び、成長していくのが人間ですから、むやみに「失敗を恐れるな!」と声をかけるのも乱暴な話です。そんなときは失敗したときに何が起こり得るのか、“とりあえず”紙に書き出してみることをオススメします。

 

プロの心理カウンセラーは相談者が悩んでいるときには、不安や心配事を紙に書き出してもらうといいます。そうすることで、不安や心配事が矮小化でき、客観視もできるので、問題が取りに足らないことだったと気づくことができるからです。さらに、紙をクシャクシャにして破り捨てれば、心の不安が軽減することもあるといいます。

ソフトバンクの創業者が教える“山の登り方”

ソフトバンクの創業者、孫正義の有名な言葉が「まず登る山を決めろ」です。多くの人は何かを始めようとしたときに、どの山がいいのか、本当にこの山でいいのか、しっかりと下調べをするために、山の麓をグルグル回るそうです。

 

ですが、これでは山を登るまでに相当の時間を要するだけ。ビジネスチャンスをつかみたくても、ライバルたちに先を越される可能性だってあるでしょう。だからこそ、孫正義は何よりも先に「まず登る山を決めろ」、つまり、考えるより先に行動せよと言うのです。

 

「春からマラソンをやってみようか迷っている」「今の仕事を辞めて転職しようか迷っている」。こんなふうにどうしようか迷っているときは、“とりあえず”を口癖に、まず動いてみることです。「とりあえず、明日走る準備をしておく」「とりあえず、転職情報サイトに登録してみる」。行動するうえでハードルの低いことからやってみると、効果的です。

大きな目標はダメ!「スモールステップ」 × “とりあえず”で素早い行動を

心理学の手法のひとつとして、「スモールステップ」というものがあります。簡単にいえば、大きな目標を達成するためにも、まずは小さな目標から達成していこうという考え方です。そこに“とりあえず”の発想を掛け算してみると、より効果的です。

 

たとえば、「今年こそ10キロやせたい」という目標であれば、いきなり食事量を減らすのではなく、「とりあえずご飯を一杯だけにしてみるか」「とりあえず間食の量を減らしてみるか」などと、すぐにできることから実現できます。

 

「とりあえず〇〇してみるか」という思いがあれば、抵抗感も少なく、三日坊主の人でも自分に自信がつきます。春になると誰もが「〇〇をやってみよう」と大きな目標を掲げがちですが、まずは「スモールステップ」を念頭に“とりあえず”やってみるか、という精神でチャレンジしてみるのがいいかもしれません。

 

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naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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