年末には様々な行事がありますが、その一つともいえるのが年末ジャンボ宝くじ。1等・前後賞合わせて10億円が当たるという夢のある宝くじです。
実は、この年末ジャンボ宝くじにはある伝説があるのをご存じでしょうか。今回は、宝くじ記者歴20年、宝くじ売り場の目利きとして知られる“ふくちゃん”こと福田雅夫さんに、その伝説とオススメ宝くじ売り場を教えていただきました。
年末ジャンボ・一丁目一番地伝説
まず一つ目の伝説は、「一丁目一番地伝説」というもの。こちらはジャンボ宝くじで1等を引き当てた売り場は一丁目一番地にあるという伝説です。特に年末ジャンボは2019年から3年連続で一丁目一番地の売り場から1等が出ています。
神道では数字は「数霊(かずたま)」と呼ばれ、言霊(ことだま)と同じようにその音が現実の事象に影響すると考えられています。一丁目一番地には1の力がダブルで1等を呼び寄せているのかもしれません。今回はそんな一丁目一番地の売り場を紹介していきます。
①北見イオンチャンスセンター(北海道 北見市)
2010年の年末ジャンボで1等3億円と2等1億円を同時に引き当て、「北見の奇跡」と言われた元祖・一丁目一番地売り場。
②平一町目宝くじセンター(福島県 いわき市)
2021年の年末ジャンボで1等と前賞8.5億円を引き当てた売り場です。
③新三郷ドンキホーテチャンスセンター(埼玉県 三郷市)
2009年のロト6で1等1.87億円を引き当てた売り場。売り場には当せんを願い「億布団」を掲げています。
④新宿駅南口ルミネ前売り場(東京都 新宿区)
2021年にサマージャンボで1等を引き当てた売り場。同時に近くの3つの売り場で億当せんを引き当てています。
その他の「一丁目一番地伝説」の売り場
⑤ひばりが丘パルコチャンスセンター(東京都 西東京市)
⑥綾瀬タウンヒルズチャンスセンター(神奈川県 綾瀬市)
⑦新潟駅チャンスセンター(新潟県 新潟市)
⑧ながの東急百貨店チャンスセンター(長野県 長野市)
⑨千里丘イズミヤチャンスセンター(大阪府 吹田市)
⑩遠賀ゆめタウンチャンスセンター(福岡県 遠賀郡)
年末ジャンボ・大河ドラマ伝説
二つ目の伝説は、翌年の大河ドラマにちなんだ場所で年末ジャンボの億が引き当てられるという伝説。この伝説の始まりは、2010年放送の大河ドラマ「龍馬伝」を前にした09年の年末ジャンボで、主人公の坂本龍馬の生誕地・高知県、海援隊を創設した長崎県、亡くなった京都府の売り場から億が出たことから。
その他の年は、2020年「麒麟がくる」では明智光秀の生誕地・岐阜県から、2021年「青天を衝け」では渋沢栄一の生誕地・埼玉県から、現在放送中の「鎌倉殿の13人」では舞台となった神奈川県から去年の年末ジャンボで1等が。来年の大河ドラマは「どうする家康」ということで、主人公・徳川家康ゆかりの地の売り場を紹介します。
①今市イオンチャンスセンター(栃木県 日光市)
2021年の年末ジャンボでも1等前後賞8.5億を引き当てたこの売り場は、家康の墓所である日光東照宮にもっとも近い売り場です。
②宝くじ御徒町駅前センター(東京都 台東区)
家康の遺訓で創建されたとされる上野東照宮に近いこの売り場では、上野東照宮の御朱印を祀っています。
③内幸町チャンスセンター(東京都 千代田区)
内幸町は江戸城に近く、多くの武家屋敷があったエリア。かつて「宝くじドリーム館」があったことから長年の宝くじファンが訪れ、高額当せんも多い売り場です。
④まつちかチャンスセンター(愛媛県松山市)
家康を祀る東照宮のひとつである松山神社の近くにあるこの売り場は最近リニューアルしたばかり。「リニューアル直後は大当たり」の法則もあり、期待が高まります。
その他の「大河ドラマ伝説」の売り場
⑤鈴木たばこ店(静岡県 静岡市)
⑥マスミ(静岡県 浜松市)
⑦ヤマホウピアゴ洞店(愛知県 岡崎市)
⑧西尾チャンスセンター(愛知県 西尾市)
⑨イオン大垣チャンスセンター(岐阜県 大垣市)
⑩大阪駅前第4ビル特設売場(大阪府 大阪市)
いかがだったでしょうか。「一丁目一番地伝説」、「大河ドラマ伝説」にちなんだ売り場の紹介でした。年末ジャンボ宝くじを買おうと思っている方で、近くに紹介した売り場がある方は、訪れてみてはいかがでしょうか。