NFTゲーム開発を手掛ける、CROOZ Blockchain Lab株式会社と、株式会社gumiが、8月21日から24日にかけて行われる東京ゲームショウ2023に共同出展。21日のビジネスデイには、CROOZ Blockchain Labが展開する、Web3 PvPゲーム『PROJECT XENO』をはじめ、gumi社が開発中の新作ブロックチェーンゲーム『ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-』、『ブレイブ フロンティア バーサス』などの新情報が発表された。
CROOZ Blockchain Lab株式会社からは、代表取締役社長の古瀬祥一氏、株式会社gumiからは森田康徳氏が特設ステージに登壇。古瀬氏は、共同出展に至った経緯について「僕が作っていたブロックチェーンゲームって、言葉を選ばなければしょぼいものが多い。既存のゲームユーザーでも遊べるようなものを作って、そこにWEB3の要素を入れることでWEB2.5みたいな立ち位置のものを作ろうって動いるときに、gumi社も同じようなアプローチで作るって話を聞いた。ブロックチェーンゲームってマイナーなイメージがあるので、メジャーなゲームと同じような大きさで2社でやろうという体になった」と説明した。
そんなブロックチェーンゲームの展望について森田氏は「大手企業がWEB3プロジェクトについて大きな発表をしているなかで、このTGSを皮切りにたくさんの発表があると思う。我々はその先駆者として一緒に盛り上げたい」とコメント。
古瀬氏は「今、ブロックチェーンゲームという業態の中で時価総額トップはベトナムの会社なんです。僕は『PROJECT XENO』で世界一位になりたい。あと2本(自社で)開発しているんですけど、全て世界トップレベルに持っていきたいという意気込みがある。今はWEB2といわれるゲームは中国企業にやられっぱなしなので、僕がWEB3で世界一位になって、中国企業とガチンコで正面から迎え撃って戦いたい」と意気込んだ。
司会から、ゲームファンへのメッセージを求められると、古瀬氏「今までブロックチェーンゲームに対してマイナスなイメージを持っている方が多いと思う。詐欺的なプロジェクトも現実的に多い。CROOZもGumiも上場企業なので不適切なことができないし、逃げも隠れもできない。なので面白いもの、ちゃんと遊べるブロックチェーンゲームを出して皆さんで楽しんでもらえるものを出していきたい」と決意表明。
森田氏は「ブロックチェーンゲームは立ち上げ初期段階だと思っていて、なかなかゲームとして成立していない状況がある。一緒に盛り上げていければと思っていますので、ぜひご期待ください」と口にしていた。
その後、新作タイトルに関連する発表が行われた。CROOZ Blockchain Lab社が提供する『PROJECT XENO』では、IPコラボによってユーザー数の増加や、登録者数487万人を誇るYouTuberのヒカルがアンバサダーを務める「ヒカルカップ」など、高額な賞金付きの大会を開くことでeスポーツ化も視野に入れているとのこと。
同ゲームでは、10月17日からコラボセールを開催する予定で、CAPCOM台湾開発の『ロックマンX DiVE』とコラボも決定。限定キャラのエックス、ゼロ、アクセル、フォルテ、アイリス、リコが当たる。古瀬氏は「今後はアニメなどともコラボしてユーザーの拡大をしたい」と展望を話していた。
一方、gumi社が手掛けるプロダクトのひとつ『ブレイブ フロンティア バーサス』においても、コラボセールを開催予定と発表。本ゲームはタクティカルPvP形式が採用されていることもあり、こちらもeスポーツ化を視野に入れているとのことだ。
この日は、2023年内にリリースが予定されている『ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-』のアンバサダーとして、お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢と東ブクロのふたり、コスプレイヤーのえなこが出演。共同出展を盛り上げていた。