GENERATIONSが学生時代に熱中したこととは?現役高校生たちに明かす

2023/07/25
石井隼人

GENERATIONSのメンバーが本人役を演じる話題のホラー映画『ミンナのウタ』(8月11日公開)。7月24日には東京高等学校で“呪われた少女さな presents 真夏の学生試写会”が実施され、GENERATIONSの片寄涼太、関口メンディー、中務裕太、そして清水崇監督が参加したほか、サプライズでさなとアバンギャルディが登場した。

学生たちが詰めかけたホールの客席通路から颯爽と登場するというGENERATIONSメンバー3人の粋な演出に、生徒たちのボルテージはいきなりMAX。黄色い声と野太い声の男女混合歓声が会場を貫いた。

片寄は「こんにちわ!皆さんのパワーに押されそうです!」と満面の笑みで、関口は「皆さんのエネルギーが凄い!歓声が嬉しい!」と喜色満面。中務も「久々に学生の皆さんと近い距離でお会いすることが出来てパワーを頂いております」と喜び、清水監督は「学校でホラー映画を見せてくれるなんてありがたいし羨ましい」と学校でのホラー映画上映というレアケースを歓迎していた。

キャスト陣登壇前の本編上映の際も、あまりの怖さゆえに生徒たちから悲鳴が上がるなど大盛り上がりだった。それはGENERATIONSメンバーたちが初めて本編を観た時と同じだったようで「僕らも盛り上がりましたね!特にホラーが苦手な佐野玲於のリアクションは凄かった」と関口が振り返ると、片寄も「全然関係ないところで反応をしていた」と思い出し笑いだった。

また怖かったシーンの話題になると、中務は「メンディー君が楽曲を爆音で聴きながら踊り狂っているところ」をピックアップして生徒たちも大爆笑。中務が「メンディー君は普段こんな感じなんだ…と思った」といじると、当の関口は「違うよ、あれは呪われているからだから。僕は普段から呪われてはいません。やめてください」と漫才のようなやり取りを見せていた。

一方、清水監督は呪われた少女・さなの魅力について「ホラーキャラクターというと、過去の恨みつらみで世に出てくるパターンが多いけれど、さなは生粋のヤバい奴。曲を聴いてほしいという本来ならば純粋な夢や希望が、死してもなおそこにしがみついているという怖さに繋がっている」と分析した。

さらにこの日は学生とのQ&Aを実施。学生時代に熱中したことを聞かれた片寄は「中学時代はサッカー部に入っていて、毎日練習の繰り返し。部活でドロドロの毎日でした」とスポーツ学生の一面ちらり。中務は「学生時代はずっとダンス。授業も聞かずにウェーブの練習ばかりしていた。ダンスをやっていることは内緒にしていたけれど、文化祭で踊ってそこからスーパーヒーローになりました」とダンス漬けの日々を回想した。

一方、かつて甲子園を目指していた高校球児の関口は「野球を好きで続けていて良かったと思ったのは、この世界に入ってジャイアンツ戦の始球式をオファーされたとき。始球式で133キロを出してそれがニュースになったときに、一生懸命野球に向き合っていたことがそこで報われたと思った。プロ野球選手にはなれなかったけれど、プロ野球のマウンドに立って投げられたことは自分の財産になった」と実感を込めて「好きなことに向き合っていけば必ず良いことがある!」と先輩として後輩たちにアドバイスを送っていた。

またダンスが趣味の女子生徒から「踊るときに意識していること」を聞かれた中務は「考えるな、感じろ」といい「何かを考えて踊るよりも、働いたお金を払って来てくれたお客さんのために、目の前の人全員を幸せにするようなつもりで踊っています」と心境を告白。関口は「自分が一番楽しむことが大事。自分が楽しんでいれば見ている人も楽しい。緊張も楽しもうという気持ちで踊っています」と答えていた。

生徒たちとの楽しい交流が終わりかけた次の瞬間、呪われた少女・さなが客席通路にサプライズ出現!前回の完成披露試写会同様に無表情&無言で呪われたカセットテープを生徒たちに配りながらGENERATIONSメンバーたちがいるステージへとやって来た。サプライズはこれだけでは終わらず、ステージ背後の幕が開くと、制服ダンスチームのアバンギャルディ11名が登場。制服という共通点からさなにシンパシーを感じたのか、劇中で流れる“呪いのメロディー”に合わせたオリジナルダンスを披露した。

息ぴったりのキレッキレ&ホラーなダンスに登壇者と学生たちは悲鳴&歓声の大興奮。片寄は「こんな怖い振付ってあるんだ…と驚いたし、生徒さんたちのリアクションが最高で楽しめました」と大喜び。関口も「楽曲と映画の世界観がばっちりと表現されていてマッチしていた」と声を弾ませ、中務は「見ていてワクワクした。これを公式の振付にしたい」と興味津々。清水監督も「今のダンスを今後何らかの形で活かしたい」とイマジネーションを刺激されていた。

最後はさな&アバンギャルディ、そして学生たちを交えて記念撮影。中務は「高校生活は人生の中で3年しかない。思い切り青春を楽しんで」とエール。関口は「皆さんの表情や反応を見たことで、この作品に携われて良かったと思った」と手応え。片寄は「今日の皆さんのように、真夏の映画館でギャーギャー騒いで観てほしい。この作品を皆さんの映画にしていただき、周りの友達を誘って楽しんでほしいです」と大ヒット祈願をしていた。

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石井隼人
この記事を書いた人

石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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