純度100%のスケートムービー「STAND STRONG」関係者試写会を取材!

2020/06/16
放送作家 小嶋勝美

スケートボードに人生を捧げるスケーターのリアルライフを描いた映画「STAND STRONG」が7月24日(金)全国ロードショーとなる。

これに先駆け、6月15日に監督・脚本の菊池久志さん、原作・プロデューサーの岡田晋さんをはじめ、中田海斗、佐川涼、松本崇、日高大作レイといった出演者陣が集まっての関係者試写会が都内で行われた。

試写はコロナ禍の影響により、十分なソーシャルディスタンスをとっての上映となった。

「今この困難を乗り越えようと立ち上がった、あなたの物語」

「STAND STRONG」予告編【URL】https://youtu.be/RgLjNiUR5kA

原作・プロデュースのプロスケーター岡田晋さんは映画制作にあたって「何度失敗しても成功するまで立ち上がり挑戦を続ける。これは、そんな俺たちスケートボーダーの光と影を限りなくリアルに描いた物語。そして今この困難を乗り越えようと立ち上がった、あなたの物語。STANDSTRONG!こんな時だからこそ、ストリートのシーンから新しい未来に向けてこのメッセージを送ります」とコメントを残している。

出演者は、スケートシーンの一翼を担うスケートボーダーであり、2018年~テラスハウスに出演。スケーター・タレントとしての認知も高まる中田海斗。世界最高峰の大会「FISE WORLDSERIES HIROSHIMA 2019」スケートボードストリート部門で初優勝を果たした佐川涼。10代のクルーを牽引し、次世代をリードするバイリンガルスケーター松本崇。ルイヴィトンやTAKEOKIKUCHIのモデルとしても活躍するニューエイジ日高大作レイ。といったリアルなスケーターたちが揃い、監督・脚本の菊池久志さんもスケーターでありスケートボードにルーツを持っているという事から、まさに純度100%のスケートボードムービーとなっている。

「スケーターとは何か?」を教えてくれるラストにも注目

映画の冒頭からウィールの音、テールの弾き音、トラックがグラインドする音など、スケートボードが持つシヅル感満載の映像がスクリーンに映し出され、スケーターには感動モノのオープニングとなっている。

「俺たちさ、いつまでスケートボードしてんのかなぁ」というスケーターなら誰しも考えてしまうセリフや、ケイの本棚に並ぶ古いスケート雑誌やVHSのビデオはきっと40歳前後のスケーターなら誰もがニヤっとしてしまうシーンだろう。

物語は、純粋にスケートと向き合い徐々にチャンスを掴んでいくリョウとは対照的に、家庭環境などから闇に吸い込まれていくケイ、この二人を中心に展開していく。スケートボードが持っている魅力とは何か?そしてスケーターとは何かを考えさせてくれるラスト。STAND STRONGという題名には今の情勢に対し、どんな世界になっても、闇が襲っても、未来に向かって強く立つ!といった強いメッセージが含まれているという。

筆者の好きな言葉に「自分越え」という言葉がある。

これはスケーターの間でよく使われる言葉で、恐怖心で入れなかったセクションなどで、どうしても出来なかった技をメイクした時に讃える言葉だ。STAND STRONGを観ていて、この言葉が鮮明に心に浮かび上がってきた。

スケーターは一つの技を成功させ、自分の物にする為に、何百回、何千回、時には何万回とトライする。映像やコンテストで皆を魅了するその技の裏側には、失敗する度に何度も立ち上がってきた歴史がある。

スケーターはスケーターである限り、何度だって立ち上がる。

常に目の前の壁を乗り越え続け、自分越えのその先を目指す人達に是非観て欲しい映画、それが「STAND STRONG」

「STAND STRONG」

7月24日(金)TOHOシネマズ池袋、シネマコンプレックス平塚、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ梅田、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほか全国ロードショー

配給:ギグリーボックス

制作:エイトピクチャーズ

公式サイト

http://www.standstrong.jp

©2020 Team STAND STRONG

 

文・小嶋勝美

スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。

約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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