
トロント国際映画祭で日本映画初のオープニング作品に選出された映画『わたしの知らない子供たち』が、現在好評公開中!10月22日には丸の内ピカデリーにて公開御礼舞台挨拶が実施され、主演の二階堂ふみと西川美和監督が参加した。
主人公・琴子(小八重葵美)の担任教師だった曽根文美子を演じた二階堂は、元々西川監督作品のファン。「西川さんの映画の現場に行けるというだけで、是非参加させていただきたいと思った」と述べながら、戦争孤児をテーマにした点に触れて「西川監督が覚悟を持ってリサーチをされて想いを寄せて作られた事が脚本を読んで感じたので、是非とも自分がこの映画で出来る事を…という想いで参加しました」と共鳴していた。

もう一人の主演・小八重葵美との共演を振り返って二階堂は「葵美ちゃんとご一緒していると、葵美ちゃんが投げかけてくるセリフや言葉がダイレクトに胸に響く時がありました。『大人は勝手だ』とか『大人は都合がいい』とか、そう言った言葉がまるで自分自身にも言われているような気持ちになった」と演技を通して心が揺らいだという。
これに西川監督は「葵美ちゃんは真っ直ぐな態度を取る事が多かったので、曽根先生とのシーンは難しいと私もお二人を見ながら思った。でもその答えが出ない迷いや揺れそのものが、文美子自身が持っていたものでもある。繋いだ映像を観た時に、永久に答えの出なさそのものがOKだったのではないかと思いました」と互いのリアルな感情表現を称えていた。

二階堂自身、小八重葵美ら子役との共演に刺激を受けたそうで「子供たちは終戦当時の子たちが体験していたことを追体験しながら、その場に本当に生きてるように様々な出来事を繊細かつピュアに全部を受け止めながら取り組んでいました。わからない事をちゃんとわからないと言って、真っ直ぐに向き合う姿は素晴らしいと思いました。子供たちから真っ直ぐな目を向けられるたびに迷うというか、ひるむというか…。やはり大人に自分はなったんだなあ、と子供たちの事を見ながら思いました」としみじみ実感していた。
さらに二階堂は息子役を演じた子役の赤ちゃん、叶要君について「この現場で叶要君は最年少でしたが、一番出来る俳優部でした。助演男優賞は叶要君!芝居をする上で助けられる事ばかり。ここ泣いてくれてたら、という所でワーッと泣いてくれて。でもカットがかかった瞬間にカチンコの音を聞いてケロッと泣き止んだりして」と大物だと大絶賛していた。






