Googleが広告関係者向けイベント「YouTube Brandcast」開催 YouTubeの利用者層と視聴方法に大きな変化

2021/10/13
マガジンサミット編集部

Googleは10月6日、YouTubeの最新利用者データーや広告事例などを紹介する広告主・広告関係者向けのイベント「YouTube Brandcast JAPAN 2021」をオンライン開催しました。

イベントでは、利用者動向の変化として2つのデータを新たに発表。1つ目はYouTubeの利用者層で、2021年5月時点で日本の18歳以上の利用者が6,900万人以上に達し、その中でも同月時点で日本の45歳〜64歳のYouTubeの月間利用者が2,500 万人以上となったと明かされました。また、45歳~64歳の総人口の約75%が利用していることがわかりました。

若者層が中心のサービスというイメージがあったYouTubeですが、現在は幅広い年齢層が利用しているようです。

続いて、視聴方法の変化に関するデータが発表されました。「コネクテッドテレビ(※1)」でYouTubeを視聴する人は、2021年3月時点で2,000 万人以上おり、日本でYouTubeをテレビ画面で視聴するログイン視聴者の20%以上は、ほぼ(90%以上)テレビ画面でのみでコンテンツを視聴していることが判明。日本の視聴者はYouTubeをテレビ画面で視聴するとき、モバイ ルやデスクトップ PC での視聴と比較して60%平均視聴時間が長いという結果も出ています。

※1 コネクテッドテレビとは、 インターネット回線を通じて配信されるコンテンツ、ストリーミングスティック、 Blu-rayプレーヤー、ゲーム機などを介してインターネットに接続されたテレビ型デバイス。

次に、YouTube広告の進化について、生活者の新しい視聴動向を捉える コネクテッドテレビ ブランド表示オプションが紹介されました。 テレビ画面で見ていた広告のURLを、ワンクリックで自分のスマホに送ることができるもので、生活者にとっても便利な新しい広告フォーマットです。YouTubeからダイレクトにアクションに繋げることが可能になるもので、今後、順次一般公開をしていく予定としています。

さらに、クリエイターや広告主ら幅広い分野の審査員が広告を審査する「YouTube Works Awards」を2022年も開催すると告知。審査員長は博報堂ケトルの嶋浩一郎さんと、人気YouTuberグループ「フィッシャーズ」の シルクロードさんで、応募期間は10月6日から来年1月31日までとなっています。

YouTube日本代表でGoogle執行役員の仲條亮子さんは、「今年も、多くのクリエイターやアーティスト、著名人の方々にYouTubeをご活用頂いています。クリエイターの皆様は、日常生活に役立つハウツー動画やダイバーシティーをはじめとした社会的な 取り組みなど、視聴者の興味や関心に寄り添った動画を投稿し、幅広い層からの支持を受けています」と、YouTubeの現状についてコメント。

続けて「また、さまざまなアーティストの方々にも引き続きご愛用いただいています。特にイベント実施が困難だった今年は、YouTube Music WeekendやFuji Rock Festivalのオンライン配信を通じて、音楽業界のサポートをしてまいりました。放送局各社もニュースやバラエティー番組など、オリジナルを含む多彩なコンテンツを続々と配信しています。他にも、スポーツやアニメ、文化、芸能など、幅広いコンテンツが発信されています」と、放送・音楽業界などとの融合についても分析しました。

仲條さんは、最後に「YouTubeは、新しい時代を象徴する、まさにさまざまな方にとってのメインステージとなっているのです。YouTube はこれからも、ますます多くの方に信頼され、愛される動画サービスとして、社会に貢献 してまいります」と結んでいます。

なお、今回のYouTube Brandcastの情報については「Think with Google」(https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/)でもレポート記事を随時公開していくとのことです。

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