【IR法案の初歩知識】「カジノってそこらへんに出来るの!?」「儲かるの?」「還元率は?」

2017/05/01
放送作家 石原ヒサトシ

昨年国会を通過した「IR法案」に関係する動きがじわじわと進んでいる。

 

「4月4日、エコノミスト、ギャンブルに関する法制度の専門家、公認会計士といった有識者8人が集まった初会合が開かれ制度設計の本格的な検討を始めた。夏ごろに制度の大枠を取りまとめる方針で、規制のほか、IR区域の認定制度、カジノを監督する管理委員会の組織構成、入場料などのあり方について検討を始める」とのこと。

 

 

というニュースを聞いた傍の若い衆が「カジノって、パチンコ店みたいにバンバンできんの?」と言っていた。そして、そう思っていた者が数人いて驚いた。皆さんはどうだろうか?カジノという言葉が先行しているが、今回のカジノは、あくまでも大型レジャー施設の中に出来るということを知らない人って意外に多いみたい。

 

そこで、私も勉強と思いIR法案について調べた。これくらいの知識を抑えておくと大人ってことだろう(笑)。

 

ざっくり知っておこう『IR法案』

IR法案は、正式には「統合型リゾート施設(Integrated Resort)整備推進法案」と呼ばれる。2020年の東京五輪に向けて、カジノを含めた統合型リゾートを作るための準備法案で、おそらくその頃には公営カジノがオープンするはず。

 

「統合型リゾート」つまり、ショッピングモールや映画館、遊園地、ホテルなどが一体となるほどの大型レジャー施設を新しく作り(またはリニューアルして)、その中にカジノを設ける計画だ。カジノは世界から集客しやすいメリットがあるので、観光地としての収入が見込まれる。

 

リゾート地ってどこ?

全国20ほどの自治体から手が上がっていて、決まるのは3ヶ所くらいとか。主な候補地を挙げると…

大阪:「夢洲」元々オリンピックを開催するために作った人工的な島で、広い空き地のまま。

横浜:「山下ふ頭地区」海外の豪華客船も傍に停泊するので、外国人客もかなり取り込めるだろう。

北海道:「小樽や苫小牧、釧路市」土地は広大だし。

千葉:整備へ幕張沖に人工浮島メガフロートも

宮崎:リゾート施設「シーガイア」周辺、「ハウステンボス」周辺

東京:「台場・青海地区」やはり東京に必要? ただ混雑を懸念しているとか

 

ギャンブルの種類は?

00~36の数字にコインを賭けるお馴染みのルーレット。トランプゲームのバカラ、ポーカー、ブラックジャック。お手軽なスロットマシーンはあるはず。サイコロを2つ投げて出目を当てるクラップスもあるかも。それなら丁半博打がイイとか、聞くところによると花札も? という記事を見た。

 

年齢制限は?

日本人は入場禁止なんて話しも出ていたけど、それはないだろう。おそらく、日本で成人とされる20歳からではないか? 昔の競馬のように学生はダメとか、そんな規制は設けられるかも。ちなみに、世界のカジノの年齢制限は

ラスベガス 21歳以上

マカオ 21歳以上

韓国 19歳以上

オーストラリア 18歳以上

バハマ 18歳以上

 

勝てるの? 儲かるの?

 

…と聞くのはアホな質問(笑)。必ず儲かるギャンブルなんてないので。そこで還元率がどうなるのか?

 

例えば、1000円でパチンコ玉を買ってそのまま換金したら850円が戻ってくる、これが85%の還元率となる。パチンコはかなり優秀な還元率なのだ。(※店によって還元率は多少異なる)公営の競馬、競艇、オートレースなどは、70~80%。

 

では、カジノは? 世界のカジノの還元率は90~95%なんだとか。なので、日本でも同じくらいだろうと考えられる。つまりかなり効率の良いギャンブルになりそう。でも、ギャンブルは“当たれば・当たったら”儲かるタラレバの儲け口。

 

経済効果は?

自治体を含めいくつかの専門機関が数値を出していて振り幅も大きいのだが、大凡かなりの利益を見込んでいる。

 

ある機関では、日本の2ヶ所にカジノを開業した場合、年間売上は、最大で1.2兆円と予測している。ちなみに、公営ギャンブルの市場規模は合計で1.1兆円、パチンコは3.6兆円だ。カジノゲームは基本的にルールが世界共通で説明が要らない分海外からのお客は増えるだろう。外貨が獲得できる味をしめれば、政府は徐々に設置箇所を増やしていく可能性もある。

 

ただ、世界に共通するカジノゲームだけに犯罪も多様、氾濫すると思う。特に外国人を相手にするケースも増え、不正客の取締や様々なセキュリティ面強化など、人員や設備投資にはかなりの時間とコストがかかると思われる。メリットも大きいがかなりのデメリットも覚悟。

 

_と、このくらいが基本知識だろうか。

 

ちなみに、野党が「カジノなんか作ったらギャンブル依存症が増える!」と訴えていたが、皆さんはどう思う? カジノに関する依存症者はそんなに増えると思えないのだが。

 

というのも、パチンコ、競馬などと違って、圧倒的に楽しめる場所が少ない。たった2,3ヶ所カジノができたくらいで通い詰め出来る人はどれくらいいるだろうか? いくらギャンブル好きでも遠くから毎日通うわけにはいかないし…。

 

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この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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